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石破氏が目標に掲げていた与党で過半数を確保できるかどうかギリギリの情勢。衆議院の定数465の過半数は233。選挙が公示される前、自民党は247議席で公明党は32議席だったので自民党は単独で過半数を確保。自公では279議席だった。今回、自公で46議席減らしてもギリギリ過半数を維持できる。もし、自公で過半数に届かないとなると自民党、公明党が野党に転落した2009年の衆議院選挙以来となる。今の選挙制度になってから政権交代した2回を除いて野党第1党が獲得した最大の議席数は177。2003年、当時の小泉純一郎総理が解散した選挙で菅直人代表率いる民主党がこの数字を獲得した。今回、野党の戦いに勢いがあるがどこまで議席を伸ばすのかも注目。きょう総裁幹事長室名で裏金問題を説明する際のレジュメともいえる紙を公認候補者らに配った。交付したお金の透明性については党の公認会計士による監査を受けたうえで選管に提出していて使途を国民がチェックできる。お金の目的についてのところではあくまでも党勢拡大のためで非公認となった支部長が自分の選挙運動に使うことはできないなどとしたうえで裏公認、偽装公認という指摘は一切当たりませんとしている。ただ、野党の幹部は使途を公開するとはいえ支部の政治活動と候補者の選挙活動というのは線引きがあいまいだと指摘。また、別の野党幹部は党勢拡大というけれどもそのロジックに説得力がない。裏金議員へのステルス支援だと批判している。