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俳優の広末涼子さんが衣料関係者に暴力を振るって逮捕されたことに関心が高まる、ペイハラ。患者などによる医療・福祉従事者への迷惑行為のこと。今月1日、東京都はカスハラ防止条例を施行。ハラスメントを経験した人の割合では医療福祉業界が業種別で2番目に多く、直近3年でペイハラが増えたとの回答が3割増となっている。実際にはどんな行為があったのか。河北総合病院の院長は交通事故の交渉を有利に持っていきたいのでいい診断書を書いてくれというものがあり、断ったところ、非常にご立腹されたとのこと。ペイハラが原因で離職する職員もおり、医療崩壊の恐れもあるという。飲酒や薬物の使用、また終末医療などで精神が不安定などの患者もいる、さらに認知症なども対応も必要と難しい。病院では医師や看護師からの連絡ですぐに駆けつけ、迷惑行為に対してトラブルを対応する特別チームを置いているそう。警備のスペシャリストでまずは言葉での対応を行う。医師や看護師を暴力から守るためにさすまたを使用する訓練もしている。トラブルを未然に防ぐために普段から院内を巡回。医師からの要望で診察室の横で待機することもある。監視カメラを導入する動きも広がっている。