NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
Googleグループというサービスを利用している女性、同好会のメーリングリストなどに使用していたが約50人の個人情報が記載されている名簿が外部から閲覧可能になっていたという。企業や医療機関、労働組合などが作る多くのグループで個人情報などを含むメールが外部から閲覧可能になっていたことがわかった。このうち日本航空の組合では2500人余の名前や携帯電話番号が閲覧できるようになっていた。また大阪市の公立医療機関では患者の病状などが公開されていた。これは管理者が作成したファイルをメールで送ると複数人が受けとることになるが、このときのユーザー側の設定ミスにあるという。管理者が情報の公開設定を行うが、この際に宛先をウェブ上の全てのユーザーにしてしまうことで誰でもウェブ上で閲覧可能になる。ユーザーの中には設定次第で外部から閲覧可能になることを知らなかったとしている。専門家によればもとは掲示板のようなサービスだったことで外部からの閲覧可能な設定も選択可能にお出来るのだという。グーグルでは製品はユーザー自身で管理できるように設計しており、管理者には必要に応じて設定の見直しや調整を行うように推奨している。専門家は無料だから、便利だからで使うのではなく、それがどういったサービスなのかを調べてから使うべきだとした。ただそのうえでグーグルは注意喚起をしても良かったのではとした。