現場から、被爆者が思いを込め963羽の折り鶴

2024年12月10日放送 11:39 - 11:43 TBS
ひるおび JNN NEWS

多くの被爆者から寄せられた963羽の折り鶴。ノーベル平和賞に選ばれた日本被団協の中核を担う「長崎原爆被災者協議会」では、授賞式に出席するメンバーが現地でリーフレットを配ることにしている。リーフレットには、いまは亡き長崎の被害者が世界に発信した「核兵器廃絶」を求めるスピーチなどが英語で載せられ、見開きには被爆者が折った鶴が添えられている。長崎市にある「恵の丘長崎原爆ホーム」で暮らす約170人の被爆者も長崎被災協に託す鶴を折った。その1人、平山惠美子さんは11歳のときに爆心地から約2キロの自宅で家を出た直後に被爆。雨戸の下敷きになり、母親に助け出された。平山さんと家族は大けがを免れたが、被爆から3年後に母親に「手足が紫になる」という異変が生じ、その1週間後に亡くなった。託された折り鶴の1羽1羽に原爆がもたらした苦しみと平和への願いが込められている。物言わぬ折り鶴が被爆者の願いを世界に伝える。


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