列島ニュース (沖縄局 昼のニュース)
泡消火薬剤などで幅広く使われてきたPFASのうち、PFOSとPFOAの2つの物質は、有害性があることや自然にはほとんど分解されず、体に蓄積されやすいなどの問題が指摘されている。県内ではアメリカ軍基地周辺でPFASが高濃度で検出されていて、県の専門家会議が「汚染源が普天間基地である蓋然性がさらに高まった」とする結論をまとめている。こうした中、琉球大学や東北大学、クボタが効率的にPFASを無害化する共同研究に取り組む。研究では、現在使われている高額装置がなくても水から2つの物質を短時間で検出できる方法を開発することや、検出・回収した物質を電気分解することで二酸化炭素の発生を抑え、環境への負担を減らすこと、分解で生じた物質の再利用を目指すとしている。