イット! (ニュース)
今月3日からドイツ・ミュンヘンでは18歳~30代前半までの2000人が社会課題について議論する「One Young Worldサミット」通称”ヤングダボス会議”が行われている。このサミットでは各界の著名人が登壇、大きな喝采を浴びた一人がジャーナリストのマリア・レッサさん。フィリピン出身のマリアさんは当時のドゥテルテ政権の圧力やSNS上のヘイトやフェイク情報等にあらがいながら表現の自由を守ったとして2021年ノーベル平和賞を受賞した。宮司愛海がマリア・レッサさんにインタビュー。マリアさんは「2018年アメリカの大学は「ウソは真実より6倍速く拡散する」と言った、それは今のような生成AIが登場する前の話で今はさらに加速度的に悪化している」と話し、フェイクやヘイトの拡散が悪化して社会の分断を引き起こしているとした。マリアさんは、「日本では本音と建前があるので公の場では言わないこともある、心の内にとどめる、私はこの言葉が好き、公の場では絶対にやってはいけないことがあるのにSNSのプログラムは人間の最悪の部分をあおるように設計されている」と語った。マリアさんは若者へ、「真実のためにあなたは何を犠牲にできるのか 勇気を出していきましょう」とのメッセージを贈った。
