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ペルーを訪問中の石破総理大臣は15日、中国の習近平国家主席と総理就任後初めて会談した。石破総理と習近平国家主席は会談で、日中双方が共通の利益を拡大する「戦略的互恵関係」の推進で一致した。さらに両首脳は福島第一原発の処理水放出を受けて中国政府が日本産水産物の輸入を停止している問題をめぐり、輸入再開に向けて両国で取り組んでいくことを確認。また、石破総理は9月に中国の深センで起きた日本人男児の殺害事件に触れ、中国に滞在する日本人の安全確保を求めた。習主席からは日本人を含むすべての外国人の安全を確保する考えが示されたという。石破総理はこのほか、米国のバイデン大統領と初めて対面で会談したほか、韓国のユンソンニョル大統領を含めた日米韓首脳会談にも臨んだ。3か国は会談後の共同声明で、協力を制度化するため調整を担う事務局を設置すると発表。日米韓の3か国はトランプ次期大統領の就任を念頭に、これまでの協力を継続させる重要性を示した形。