はい!テレビ朝日です (はい!テレビ朝日です)
テレビ塾とはテレビ朝日のスタッフがテレビの仕事や仕組みをわかりやすく説明する企画。第64回テレビ塾はリモートで行われ、パリ五輪を振り返った。今回はその後編ということで、パリでの取材や生中継の手配など調整業務を担当する報道デスクの仕事や、現場で苦労したこと、食事事情などを紹介する。
(テレビ塾のVTR。ステージ上で、司会の住田アナウンサーがテレ朝スタッフ3人にインタビューする形式)まずは「五輪報道デスク」の仕事の紹介。オリンピックを盛り上げるため、パリ現地取材・生中継などの調整業務を行う。パリで苦労したのは時差。サマータイムも含めて7時間の時差があった。日本の番組のための準備をする時間はパリでの深夜に当たることも多々あり大変だった。中継をセットする上で意識していたのは、日本での印象とは異なる現地の実際の状況を伝えること、臆することなく選手や関係者の声を拾っていくことなど。中継と報道情報番組で相乗効果を持って盛り上げていこうとした。
(テレビ塾のVTR)続いて現地での食事事情やプライベートの過ごし方について。スタジオセットの裏に、カップラーメンなど大量の日本食を持ち込んでいた。IBC(国際放送センター)のレストランでラザニア定食コーラ付きを食べたこともあったが、4000円弱と高額だった。
(テレビ塾のVTR)質問コーナー。「Q. 他局との連携はありましたか?」「A. あった。セーヌ川での開会式で各局でいろんな場所を担当し合って後にシェアした。メダリストのインタビューなどは、各局の番組の放送事情に合わせて(生中継優先など)譲り合うこともあった。各局のグループLINEを組んで、『あそこに選手の母親がいる』など情報を共有することもあった。」
(テレビ塾のVTR)視聴者へのメッセージ。パリ五輪プロデューサーの井奥一樹さんは、スポーツという大きいものに対して我々ができるのは小さいこと、あくまで主役は選手やスポーツそのもの、今日からスポーツを見る時は現場がどうなっているんだろうということを想像して貰って新しい魅力に気づいてもらえれば嬉しい、などと話した。ディレクターの小泉貴子さんと、報道デスクの秋山圭一郎さんも同様にそれぞれメッセージを伝えた。