米中貿易摩擦 新たな火種 影響は?

2025年10月23日放送 12:20 - 12:27 NHK総合
みみより!解説 (みみより!解説)

米中貿易摩擦を解説。トランプ大統領が一覧表を示してから半年間、米中間で貿易摩擦が続き、レアアースが新たな火種となっている。中国商務省は、レアアース関連の輸出規制を発表した。軍事利用などの目的での輸出を禁止し、先端半導体やAI開発用の輸出を制限する。世界のレアアースの埋蔵量は中国が48.4%。精錬量は中国9割を超え、圧倒的なシェアでレアアースは中国1国に依存しているのが現状。トランプ大統領は10日、中国が極めて敵対的な姿勢を示したと批判し、対抗措置として中国からの輸入品に100%の追加関税を11月1日から課すと発表。コンテナ船でも対立していて、中国が船舶受注量の71%を占め、トランプ大統領はアメリカの造船業を復活させたいして、アメリカは中国企業の船を対象に入港料の徴収を開始した。同じ日から中国もアメリカ企業の船の入港料を徴収開始。日本はとばっちりを受けた形で、1億5000万円程度の入港料をアメリカに支払うこととなり、隠れた車関税とも言われる。東京財団・柯隆主席研究員は、中国の最強の交渉カードはレアアースで、今後も最大限活用されると予想し、交渉の目的は完全の引き下げで、アメリカ向け輸出の復活だと指摘する。ユーラシア・グループのイアン・ブレマー代表は、アメリカの交渉カードは先端半導体や金融システムだとし、トランプ大統領は中国との貿易戦争を望んでいないとみている。


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ドナルド・ジョン・トランプ希土類元素イアン・ブレマー中華人民共和国商務部柯隆

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