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貿易や台湾問題などを巡って米国と中国の緊張が続くなか、ワシントンの動物園に3歳のジャイアントパンダ2頭が到着した。中国からワシントンにパンダが送られるのは約24年ぶり。2頭は来年1月24日からスミソニアン国立動物園で一般公開される予定。スミソニアン国立動物園のパンダ貸し出しは、1972年に当時の周恩来首相がニクソン大統領夫人の希望に応じて贈ったのが始まり。以降50年以上にわたりパンダは貸し出しされてきたが、去年11月8日に米中関係の悪化が要因となり3頭のパンダが中国に返還された。その1週間後の11月15日にAPEC首脳会合で習近平国家主席とバイデン大統領が会談し、この時習主席はパンダを再び貸し出すことに前向きな考えを示していたという。2頭の貸出期間は10年間。中国が米国にパンダを貸し出す理由について近藤大介氏は「パンダ1頭が外交官100人に匹敵する。パンダを貸し出し親中派を増やして中国への投資も増やしてもらいたい。米国大統領選挙まで20日。ハリス副大統領に頑張ってもらいたい願いを込めてパンダを贈っていると思う」などと分析した。