大下容子ワイド!スクランブル (トップニュース)
あす、米露首脳会談が行われる。モスクワ市民に思いを聞くと「両首脳は何らかの合意に達するだろうと思う。プーチン大統領がムダにアラスカを訪問するわけはない」「私たちの国だけでなく、アメリカをはじめ全世界が何が起きるか注目している」との声が聞かれた。アラスカでの会談の詳細が分かってきた。ロシア・ウシャコフ大統領補佐官によると、最初に通訳のみを介した1対1の会談から始まり、その後、閣僚ら5人を加えた拡大会合を開催。ワーキングランチを挟んで協議するという。また、両首脳は終了後に共同記者会見も予定している。英国の経済専門家は「問題はトランプ氏がロシアの石油輸出に対してさらに厳しい制裁措置という明確な威嚇を行っていること」と指摘し、プーチン大統領の思惑について「トランプ氏が制裁という脅威を実行に移した場合、ロシアの収入は深刻な影響を受けるでしょう。ロシア政府がアラスカでの首脳会談を要請した理由のひとつだと思う」と分析する。一方、当事者の1人、ウクライナ・ゼレンスキー大統領は14日、イギリスを訪問しスターマー首相と会談し、和平実現や安全保障体制などについて話し合った。今回会場となるアラスカはかつてロシア領だった土地。その最大都市アンカレジのアメリカ正教会大主教は「戦争、悲劇、死、そして深いえん恨と憎しみと怒りによって破壊された世界の再建を祈っている」と話した。アラスカからウクライナの地へ祈りは届くのか。