- 出演者
- 堂真理子 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 デーブ・スペクター 中野信子 水越祐一 仁科健吾 駒見直音 浦林凜
オープニングの挨拶。
きのう午前11時すぎ、世界自然遺産の北海道・知床の羅臼岳で登山中の男性から「友人がヒグマに襲われた」と通報があった。警察によると、友人が20代男性の約200m後ろを下山していたところ、自分の名前を呼ぶ大声が聞こえたという。声の方へ近づくと太ももから出血した男性を発見。男性はクマに林の中へ引きずり込まれていったという。この事故を受けて、約70人の登山客が救助されたが、クマに襲われた男性は見つかっていない。北海道によると、知床は世界自然遺産に登録された2005年以降、登山客がヒグマに襲われたケースは今回が初めて。知床財団によると周辺では先月以降、人を避けないクマが度々目撃されており、3日前には羅臼岳の登山道で撃退スプレーを噴射するも数分間つきまとわれた事例もあった。専門家は人につきまとうクマと今回男性を襲ったクマが同じ個体の可能性があると指摘する。北海道大学獣医学研究院・下鶴倫人准教授は「おそらく過去に何回かにわたって人のつきまといをしていくうちに、だんだんと行動がエスカレートしていったのではないか」と話した。脳科学者・中野信子は「つきまといを覚えているということは人のことを舐めてる。本当は猟師が適切な猟圧でバランスを取っていくのが適切なあり方だと思うが、そういう行動ができないでいるうちにこういうことになってしまった。早く事態が収拾されるのを祈るばかり」とコメントした。
オープニング映像。
神奈川・江の島の空の様子を中継映像で伝えた。きょうの関東は朝から青空が広がり暑くなりそう。金曜日のコメンテーターを紹介した。
80回目の終戦の日となるきょう、小泉農水大臣は午前8時前に靖国神社を訪れた。石破内閣の閣僚で終戦の日に合わせて靖国神社を参拝したのは小泉大臣が初めて。自民党のポスト石破候補の1人、小林元経済安保担当大臣や萩生田元政調会長らも参拝したほか、先ほど自民党や日本維新の会など超党派で作る「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の議員も参拝した。一方、石破総理は靖国神社への参拝は見送り、自民党総裁として玉串料を私費で奉納した。
4月~6月の実質GDPの伸び率は前の3カ月と比べてプラス0.3%、年率換算ではプラス1.0%で5期連続のプラス成長。個人消費は猛暑で夏物の衣類が好調だった一方、値上げが相次いだアルコール類など飲料全般が減少し、プラス0.2%と伸び悩んだ。懸念されたトランプ関税の影響は限定的で輸出はプラス2.0%と2期ぶりのプラスになった。三菱UFJリサーチ&コンサルティング・小林真一郎主席研究員は「おそらくこの7-9月期にアメリカの関税の引き上げのマイナスの影響が本格化する可能性、すなわち輸出が減少する可能性が強いとみている。7-9月期はまた実質GDPの成長率がマイナスに陥る可能性もあるだろうとみている」と指摘した。
東京・江戸川区の葛西臨海公園の下に約4万本のヒマワリが見頃を迎えている。異例の猛暑の影響で生育が若干遅れたが、きれいに咲いている。ヒマワリはクリーム色の「バレンタイン」という品種。ヒマワリは品種改良が盛んで、葛西臨海公園では「ソニア」「バレンタイン」「はるかのひまわり」の3種が今月いっぱい見頃。
きのう、鳥取しゃんしゃん祭のメインイベントの一斉傘踊りが行われた。しゃんしゃん祭は温泉地鳥取の「湯がしゃんしゃん沸く」と「鈴の音がしゃんしゃんと鳴る」から名付けられた。今年で61回目となるしゃんしゃん祭は世界最大の傘踊りとしてギネス世界記録にも認定されている。きょうは花火大会が行われ、祭りはフィナーレを迎える。
全国の気象情報を伝えた。土砂災害警戒情報が新潟県(下越)に出ている。
日本時間のあす午前4時半に米露首脳会談が開催される。会場は当初、中東のUAEなど第三国が予想されていたが、アメリカ・アラスカ州アンカレジにあるエルメンドルフ・リチャードソン基地に決まった。トランプ大統領は2回目の会談について早くも意欲を見せている。一方のプーチン大統領は14日、政権幹部を集めた準備会合の場で「アメリカ政権はすべての紛争当事者にとって利益となる合意のために精力的かつ誠実に努力している」と、トランプ政権を称賛した。世界が見守る両首脳の会談について詳細が明らかとなってきた。
あす、米露首脳会談が行われる。モスクワ市民に思いを聞くと「両首脳は何らかの合意に達するだろうと思う。プーチン大統領がムダにアラスカを訪問するわけはない」「私たちの国だけでなく、アメリカをはじめ全世界が何が起きるか注目している」との声が聞かれた。アラスカでの会談の詳細が分かってきた。ロシア・ウシャコフ大統領補佐官によると、最初に通訳のみを介した1対1の会談から始まり、その後、閣僚ら5人を加えた拡大会合を開催。ワーキングランチを挟んで協議するという。また、両首脳は終了後に共同記者会見も予定している。英国の経済専門家は「問題はトランプ氏がロシアの石油輸出に対してさらに厳しい制裁措置という明確な威嚇を行っていること」と指摘し、プーチン大統領の思惑について「トランプ氏が制裁という脅威を実行に移した場合、ロシアの収入は深刻な影響を受けるでしょう。ロシア政府がアラスカでの首脳会談を要請した理由のひとつだと思う」と分析する。一方、当事者の1人、ウクライナ・ゼレンスキー大統領は14日、イギリスを訪問しスターマー首相と会談し、和平実現や安全保障体制などについて話し合った。今回会場となるアラスカはかつてロシア領だった土地。その最大都市アンカレジのアメリカ正教会大主教は「戦争、悲劇、死、そして深いえん恨と憎しみと怒りによって破壊された世界の再建を祈っている」と話した。アラスカからウクライナの地へ祈りは届くのか。
日本時間あす早朝、アラスカ州アンカレジで米露首脳会談が行われる。会場となるアメリカ軍のエルメンドルフ・リチャードソン基地は航空部隊に加え、地上部隊も駐留するアラスカ州最大の軍事基地。敷地面積は約260平方キロメートル(東京ドーム5500個以上)。居住者は3万2000人以上でアンカレジの人口の10分の1を占めている。拓殖大学客員教授・名越建郎は「ロシア側がアラスカ開催を提案したという説がある。緊急時にすぐ帰国でき、ロシアはアメリカとやりたいわけでヨーロッパ、ウクライナの首脳に飛び入りで来られるのを一番嫌がっている。ロシアは長期的に米露対話を安定させたい。冷戦末期にゴルバチョフとブッシュ大統領が米海軍の軍艦で会談する計画もあったぐらいで目新しいとは思わない。ロシアは反プーチンデモが起きるのを防ぎ、軍事基地だと安全だという配慮があったのではないか」と解説した。
ロシア・ウシャコフ大統領補佐官は主要議題についてウクライナ危機の解決と述べている。首脳会談を前にロシア側は併合を主張するウクライナのドネツク州、ルハンシク州、ザポリージャ州、ヘルソン州の4州すべてを掌握する方針を強調している。これに対し、トランプ大統領はロシアとウクライナの「領土交換」が必要との認識を示し、即時停戦を目指すとしている。今回の米露首脳会談でイニシアチブを握るのは強硬姿勢で相手を威圧するハードボール交渉を得意とするトランプ大統領か、KGB出身で元連邦保安局長官も務めた諜報のプロとも言えるプーチン大統領なのか。名越氏は「プーチン氏はトランプ氏の弱みを握っていて懐柔できると考えているのではないか」と指摘している。弱みというのが“不動産王”時代のオリガルヒ(露の新興財閥)との関係、2016年のアメリカ大統領選における露の介入疑惑“ロシアゲート疑惑”。拓殖大学客員教授・名越建郎は「トランプさんの外交を見ていると日本や韓国、EUのような安全保障上の弱みを持っている国に対しては関税で強く出るが、ロシアに対しては追加制裁を一度もやっていない。トランプさんはロシアが停戦に応じないと深刻な事態になると警告しているが、最後は『TACO(トランプ氏はいつもしり込みする)』で終わるんじゃないかという不安がある」と解説した。TVプロデューサーのデーブ・スペクターは「会わないよりはいいが、ゼレンスキー側が参加しないならあまり意味がない。茶番劇で終わるんじゃないかと思う。ただ、会談後に互いの閣僚が会うことはちょっと期待できる」などとコメントした。
米露首脳会談でのプーチン大統領のシナリオについて、拓殖大学客員教授・名越建郎氏は「今回の会談では大きな進展は考えられず、ロシア側が停戦に応じることはない」としている。一方で「部分的な停戦、例えば空と海の停戦を提案する可能性はある」と指摘している。名越氏は「ロシアは今回の首脳会談が決裂したら困る。今後、米露対話を安定して米露間の大国間取引で決着させたい。ヨーロッパやウクライナはついて来ればいいという発想。おそらく空と海のミサイル攻撃、ドローン攻撃の停止を提案する可能性がある。ただ、トランプさんに手柄を与えないと怒って制裁に乗り出すかもしれないので懐柔する必要がある。トランプさんはノーベル平和賞狙いがある。トランプさんは辞めたら4~5つ裁判が再開されるから、ノーベル平和賞によって回避しようとしている気がする」と解説した。中野は「ヨーロッパでも温度差があるところをロシアが突いて分断を図って自分の良いように持っていく手もあり得る。ロシアの方が何枚もカードを持っている状態。それに対してトランプ大統領はほとんど交渉のためのカードを持っていないように見える」とコメントした。
「“やらなくてもいい”宿題増 変わる『夏休みの宿題』事情」のラインナップを伝えた。
ギリシャの税関施設で保管されていた約550台の車が灰と化した。ギリシャでは熱波の影響で同時多発的に山火事が発生。燃え広がった火が住宅や商業施設に到達するなど被害が拡大している。エーゲ海に浮かぶヒオス島ではビーチに閉じ込められたリゾート客などが沿岸警備隊によって救助された。ヨーロッパ各地で熱波による山火事が拡大している。ポルトガルでは火炎旋風が観測されるなど多くの人が避難を余儀なくされている。スペインではボランティアの消防士が重度のやけどで死亡、数人が入院したという。また、12日のスペインの気温は44℃を観測。専門家は地球温暖化により山火事は今後も激化すると警告している。欧州森林研究所・アレクサンダー氏は「山火事の発生場所がこれまでとは異なる新しい地域に移っており、そこは被害を経験したことがなく適応もできていない。特に地中海地域ではこれまでと違い火災の激しさや広がる早さが消防体制を圧倒している。ほとんど手が付けられず、ただ見守るしかない状況」と話した。
ヨーロッパで拡大し続ける山火事だが、観光にも影響が出ている。ギリシャでは山火事消火のため全土に軍が支援する消防隊数千人が配置されているが、消防当局の広報担当官は「状況は依然として厳しい」と話している。また、難破船で有名な観光地・ザキントス島やケファロニア島などでは当局が避難を呼びかけ、住民やホテルの宿泊者が避難を余儀なくされている。(AFP)。フラン南部のオード県では約160平方キロメートル以上、パリの約1.5倍の森林が焼失。ワインの産地でブドウ畑に被害が出ており、ブドウの80%が焼失・損傷したとみられている。(AP通信)。スペイン北西部のカスティーリャ・イ・レオン州にある古代の鉱山で知られる世界遺産「ラス・メドゥラス」に火災が迫っている。南部アンダルシア州の観光地周辺ではホテルや住宅から約2000人が避難。(BBC)。デーブ・スペクターは「報道が追いつかないくらいだが、フランスではワイン畑が修復、回復できないところもあると思う。対策を先進国は特に考えないといけないのに戦争など色んなことをやっていて、これは大優先なのに意外に危機感がない」、中野は「私がヨーロッパにいた2010年頃はパリはエアコンがいらなかった。2015年頃に40℃を超える気温が観測されて高齢者が亡くなられたという報道があって、そこからたった10年でこんなことになってしまって、あまりにも早くてビックリしている」などとコメントした。
夏休みも後半。番組はきのう都内で行われていた自由研究に最適だという夏休み子ども工作教室を訪ねた。木材を使って作っていたのはエレベーター。この日はエレベーターの骨組みまでを制作。残りは自宅で色を塗ったり、装飾を施したりして思い思いのテーマに作り上げることができる。1人の児童の学校では夏休みの自由研究は任意になっている。小学生の保護者の夏休みの宿題についてアンケートをした結果、「任意になっている宿題があった」との回答が約6割にのぼった。(ベネッセコーポレーション調べ)。昭和の時代、夏休みの宿題といえば日記帳や昆虫採集、図画工作などがあった。いま、小学生の夏休みの宿題がどのようになっているのか、街の人に聞いてみると「10個くらいある。ドリルが70ページある」と、まだまだ山のように残っているという。かつて宿題を経験した保護者のエピソードを聞いてみると「大体3日前くらいから始める。工作も適当に作ったやつが賞をとった。子どもには『早くやれよ』と言ってる」と話した。5つの宿題をほとんど終わらせたという小学6年生は「全部大変だった。総合的な学習で自分の先輩を見つけてその人の仕事の特徴とかをインタビューした」、保護者は自由研究など任意の学校について「自分で何かやりたいことを見つけて自分で形にしていくのは、すごく楽しそうにやっているしいいんじゃないかと思う」と話した。
夏休みの宿題について任意制の宿題が多くなっている。小学生と保護者を対象にした夏休み宿題調査で、保護者が夏休み中大変だと思うことの1位は自宅での食事の準備、2位は夏休みの宿題をみること。自由研究や読書感想文など何かしら関わる保護者は9割を超えた。去年の夏休みの宿題に「任意制、選択制の宿題があった」との回答が約6割にのぼっている。(ベネッセコーポレーション調べ)。任意制に賛成の保護者は約7割いて「子どもが自分で選んだ宿題の方がやる気が出る」「強制だと親の負担が大きい」など。一方の反対の保護者は「学力差が開きそう」などがあった。愛知県豊田市の小学校元校長で2019年に夏休みの宿題をなくした澤田二三夫氏は任意制の宿題が増える背景には働き方改革で教員の負担軽減、共働き世帯も増えているため親の負担軽減があると指摘している。澤田氏は任意制の宿題について「親子でやるかやらないか会話が大切」と指摘。学校教育で「主体性」を重要視していることを挙げ、「10万円で家族が楽しめる計画」など自分で考え行動する経験の機会にもなるという。脳科学者・中野信子は「子どもを産みたくないという原因の一つになっていそう。できる子が犠牲になる。やらなくてもできることを宿題でやらないといけない。子どもがやりたい勉強をさせるべき。教育で一律にというのは今の時代に合っていない。任意というのはとても良い方針」、デーブ・スペクターは「アメリカは夏休みが3カ月と長い。それでも宿題はない。夏休みの宿題は夏休みの出勤みたいに矛盾している。アメリカでは落第した人がサマースクールに行かないといけない」とコメントした。
きのう午後1時半ごろ、熊本市で川の右岸の竹やぶで倒れている女性が見つかり、その場で死亡が確認された。川の上流の甲佐町では女性1人が行方不明になっていて、警察が関連を調べている。福岡・宗像市沖ではきのう午前11時ごろ、県警のヘリコプターが遺体を発見。遺体は成人男性でベージュの靴下に黒色スニーカー、腕時計を着用。現場近くではおととい、成人女性の遺体が見つかっている。門司海上保安部は2人の遺体について、行方不明の福津市の60代の男女2人との関連も含めて身元の確認を進めている。