2025年8月15日放送 10:25 - 13:00 テレビ朝日

大下容子ワイド!スクランブル

出演者
堂真理子 大下容子 松尾由美子 佐々木亮太 デーブ・スペクター 中野信子 水越祐一 仁科健吾 駒見直音 浦林凜 
ANN NEWS
クマに襲われ男性不明 血の付いたシャツなど発見

きのう午前11時ごろ、北海道斜里町の羅臼岳で20代男性がクマに襲われた。男性は登山道から林の中に引きずり込まれた。午前5時半から警察などが捜索を再開し、男性が襲われた付近で男性のものとみられる血の付いたシャツや腕時計などが見つかった。男性名義のクレジットカードが入った財布も見つかっている。警察はドローンなども使って捜索を続けている。

危険な暑さ 熊本37℃予想 秋田は記録的短時間大雨情報

きょうは午前中から気温が高く、前橋では早くも35℃を超えた。関東で猛暑日になるのは1週間ぶり。午後は福岡・久留米や大分・日田で38℃、熊本では大雨災害後一番高い気温となる37℃が予想されている。各地とも熱中症に警戒が必要。一方、北日本は不安定な天気で未明には秋田県に記録的短時間大雨情報が発表された。

更衣室で盗撮容疑の高校教師「気付かれず盗撮にスリル」

今月上旬、勤務先の栃木県立高校の女子更衣室に小型カメラを設置して盗撮した疑いで高校教師の男が逮捕された。学校内ではトイレなど数十カ所からカメラが見つかったが、その後の警察への取材で容疑者は「気付かれずに盗撮するスリルがあった」と話していることが分かった。容疑者はインターネットで部品を購入し、自宅のカメラで盗撮を繰り返していたとみられている。更衣室の天井には複数の穴が開けられていて、警察はカメラを設置した方法などについて調べている。

「浅草地下街」の雑貨店で 大麻所持容疑で夫婦逮捕

去年、大麻を含む植物片など約0.65gを販売目的で所持した疑いで東京の「浅草地下街」にある雑貨店の経営者の男と妻が逮捕された。警視庁によると、大麻は本に挟まれた状態で発見された。また、店内からは大麻成分が含まれるとみられるクッキー50枚なども押収された。男は「営利目的ではない」と容疑を否認し、妻は「黙秘します」と話している。

米ロ首脳会談前にデモ ”ウクライナ抜き”の交渉に懸念

米ロ首脳会談の開催地のアラスカ州アンカレジでは「戦争犯罪人は来るな」などと声をあげる反プーチンデモが行われた。アラスカに住む人は「戦争犯罪者をアラスカに歓迎するつもりはない。彼(プーチン氏)には私たちの土地に来てほしくない」、アラスカに住むウクライナ人は「ウクライナの大統領を抜きにして話すべきではないと思う」と話した。ICC(国際刑事裁判所)から「戦争犯罪」で逮捕状がプーチン大統領に出ているが、アメリカはICCに非加盟。プーチン氏の訪米は2015年以来でウクライナ侵攻後にアメリカ大統領と対面で会談するのは初めて。

NEWSドリル
中継 80回目の「終戦の日」全国戦没者追悼式

きょう8月15日は80回目の終戦の日。東京・千代田区の日本武道館では全国戦没者追悼式が執り行われていて、天皇皇后両陛下、石破総理らが参列している。参列する遺族の高齢化が進み、今年初めて戦後生まれが半数を超えた。式典では天皇陛下がお言葉を述べられる。

戦後80年 ”あの戦争”は何だったのか 世界中で未だ続く戦禍

1941年12月8日、真珠湾攻撃から始まった太平洋戦争。敗戦の色は濃くなるとともにB29が飛来し、人々は防空壕へ逃げ込んだ。学徒出陣、勤労動員、学童疎開、多くの民間人が戦争に巻き込まれていった。沖縄戦、広島・長崎への原爆投下、ソ連の参戦、そして1945年8月15日に終戦。80年前のこの日を境に日本人には焼け野原から立ち上がった。奇跡の復興、世界経済を牽引する豊かな国を作り上げ、多くの国民が幸福な生活を手に入れていった。しかし、世界を巻き込んだ戦禍を忘れたかのようにヨーロッパでは3年半にわたる戦いが続き、中東では民族間の対立が激しさを増している。なぜ争いはなくならないのか。戦後80年の節目に「あの戦争」について考える。

(お知らせ)
「緊急取調室」が連ドラ&映画で完結へ!

ドラマ「緊急取調室」、「劇場版緊急取調室THE FINAL」の告知。

NEWSドリル
戦後80年 軍拡路線 突き進む世界 ”あの戦争”は何だったのか

自国第一主義を掲げるトランプ氏の再登場で世界の安全保障を取り巻く環境が大きく変わった。ヨーロッパ各国はアメリカの求めに応じる形で国防予算の増大に突き進み、大国ドイツでは徴兵制再開の足音も。世界情勢が軍拡へと大きく傾く中、日本では先月出版された「『あの戦争』は何だったのか?」(辻田真佐憲著)が話題になっている。1941年に始まった太平洋戦争だけでなく、そこにつながる歴史にも目を向けるべきなのではと問いかける作品。この本には1941年12月8日の真珠湾攻撃よりも前から戦争が始まっていたと書かれている。1932年、関東軍が中国東北部に進出し満州国を建国したと伝えている。1937年には日中戦争の戦果が大きく伝えられたが日本はその後、泥沼の戦いに足を踏み入れることになる。なぜ「あの戦争」は始まったのか。戦争を繰り返さないために私たちが今できることを考える。

戦後80年 戦争に突き進む出発点は?”あの戦争”は何だったのか/要因は?

「 「あの戦争」は何だったのか」を手掛けた辻田真佐憲氏とともに終戦の日について伝える。日本は1931年9月18日に満州事変を起こし翌年に満州国を設立した。37年の7月7日の盧溝橋事件は日中戦争の発端となった。ヨーロッパでは1939年にナチス・ドイツ軍がポーランドに侵攻したことを受けて、英仏が独へ宣戦布告したことで第2次世界大戦が始まることとなる。1941年12月8日には真珠湾攻撃が行われ太平洋戦争が始まった。1945年の3月に東京大空襲、4~6月に沖縄戦、8月6日は広島・9月は長崎に原爆が透過され、15日に終戦することとなった。9月2日には降伏文書の調印が行われている。そして、太平洋戦争の際には米英蘭と中国によるABCD包囲網もしかれる事となった。辻田氏は戦争の始まりを1937年の日中戦争ではないかと見ている。太平洋戦争からが日本の戦争と一般的には言われているが、日中戦争の時期にはすでに総力戦体制がしかれていたことが理由という。歴史は現代からの解釈として位置づけられる中、戦前の世代が亡くなっていく中で生存者に話を訊くことに加え教訓を活かしていくことが求められるのではないかとしている。戦争拡大の背景には資源の問題があると見られ、第一次世界大戦の後は協調の流れはあったものの世界恐慌で自国で資源を加工ブロック経済へと変わってしまった、自前で資源を確保する考えが強まったことで持たざる国は軍事行動を起こさざるを得ないという考えが強まったとしている。デーブさんは戦争の始まりは真珠湾攻撃からだが中国では残酷な出来事が起きていた、真珠湾攻撃以前のことを避けて通ろうとしているのではないかと指摘。中野さんは近現代史はほとんど学ばれない、曖昧にしておくことが是か非かは議論すべきではないかと言及。

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第2次世界大戦当時は、日独伊参加国が枢軸国と呼ばれていた。当時の指導者だったヒトラーとイタリアのムソリーニは当時から独裁的な権力を持っていたのに対し、日本の太平洋戦争開始当時の首相は東條英機だった。一方で日本では軍部が政府と独立していたことで司令塔は不在だったと辻田氏は指摘する。日中戦争の頃から戦争に協力しない者は非国民と避難される空気感が流れていた。辻田氏は東條英機について、実際に首相となったのは太平洋戦争の2か月前のことであり、日中戦争の時は東京にもいないなど東條1人が日本・陸軍を主導したわけではなかった、軍の官僚から首相になった存在であり止めることは難しかったのではないかと見ている。辻田氏は新聞について戦争は関心度が高いことで報じると儲かるのが実情でありフライングで戦果を報じていた、国民も勝利の報道を娯楽と考えるなど軍部以上に国民やメディアも好戦的となってしまっていたと指摘している。

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戦後80年 民間を巻き込み世論扇動 ”あの戦争”は何だったのか

東京・千代田区の昭和館の戦後80年特別企画展「社会を映す、動かす-ポスターにあらわれる国際宣伝の姿-」では1937年の日中戦争から太平洋戦争にかけて制作されたポスターが展示されている。近現代史研究家・辻田真佐憲氏によると、日本がまだ比較的余裕があったころの満州事変以降、日中戦争中のポスターは色も鮮やかで図案も凝っている。政府から押し付けた面もあるが、プロパガンダは一般の人が嫌になってしまったら意味がない。人気の図案家に作ってもらえば、人々も娯楽として楽しんでもらえる。図案家も戦時中で仕事がなくなっていたが、そういう図案を作ればもうかり、一般の人々もそれを見て楽しむことができた。こうしたポスターの中で辻田氏が特に関心を寄せるのは民間企業によるプロパガンダ。市販薬のポスターに戦車が大きく描かれていて、戦車が強力である敵をどんどん撃破しているという効果と薬品の効果を重ねている。辻田氏はプロパガンダは上からの統制と民間、国民からの草の根的な参加によって生まれると指摘する。当時の空気感を伝えるものにおもちゃがある。

戦後80年 おもちゃに見る世論形成 ”あの戦争”は何だったのか

横浜市中区にある「ブリキのおもちゃ博物館」には1890年代から1960年代にかけて主に日本で製造されたおもちゃ約3000点が展示されている。戦前の頃のおもちゃには装甲車のおもちゃや「爆弾三勇士」をモチーフにしたおもちゃなどがある。館長の北原照久さんは「おもちゃは時代を映す鏡。二度と戦争の時代が来ないでほしいと思う」などと話した。

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戦後80年 おもちゃに見る世論形成 ”あの戦争”は何だったのか/ポスターを統制し世論扇動

辻田さんは「戦前~戦時中は戦争に対する見方が現在とは大きく異なっていた。当時は戦争を日本の栄光などと捉え、その後に続けと教育を施してきた。また企業も戦争や事変に便乗する形で儲けてきた」などと話した。中野さんは「当時のおもちゃは現代とは異なる常識があったことを裏付ける貴重な資料。戦争を忌避する価値観がいつ転換してもおかしくないことを思い知らされる」などと話した。

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国民の戦意を高揚させるためのポスターも多く作られた。当時は内閣情報局という組織が国策遂行のための情報収集・宣伝活動・言論統制を行っており、新聞等の出版物は国家総動員法によって処分され、レコードや映画などにも指導・取り締まりが行われた。辻田さんは「一方的に軍が統制したのではなく、民間側も軍や内務省に相談をしていた。相談する過程で民間側には軍が喜ぶようなものを作るノウハウが生まれる」などと話した。デーブさんは「プロパガンダなので日本の不利な情勢等は当時は国民に伝えられなかった」などと話した。

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戦後80年 記憶の継承 ドイツ歴史博物館 ”あの戦争”は何だったのか

ドイツの首都ベルリンにあるドイツ歴史博物館には約100万点の史料を展示している。子どもたちへの教育はもちろん、多くの国民にドイツの歴史を伝えることを目的としている。ドイツ歴史博物館は1730年、武器庫としてベルリン東部に建設され、第1次・第2次世界大戦時には軍事博物館として利用された過去がある。第2次世界大戦後は社会主義の理念に基づく歴史博物館として数多くの史料が展示された。ベルリンの壁が崩壊した翌1990年に東西ドイツが統一されると双方の歴史を伝える博物館に生まれ変わった。戦後80年の今年、ナチスドイツによるユダヤ人迫害に関する展示に力を入れている。ドイツ歴史博物館館長は「大戦後、私たちはある悲劇を伝えようとしてきた。その悲劇とはユダヤ人に対する前例のない暴力です。人々がこの戦争の記憶を共有することがますます大事になっていると考える」と話した。600万人ものユダヤ人を死に追いやった戦争犯罪。ドイツ歴史博物館はその真実を余すところなく今に伝えている。

戦後80年 戦争伝える博物館 日本にも ”あの戦争”は何だったのか/負の歴史も紹介 米博物館

都内にも戦争を伝える博物館が存在している。総務省の所管で引き揚げ・抑留・兵士を中心に取り上げている「平和祈念展示資料館」。厚労省の管轄で傷痍軍人を紹介する「しょうけい館」。昭和館に関しては1984年に日本遺族会が当時の厚生省に平和祈念総合センター案を提出して戦争を広く振り返る構想として動き出したが、歴史認識に相違があり客観的な展示が困難と判断され、戦中・戦後の国民生活の展示が中心となった。辻田真佐憲は「総合的に見られる歴史博物館は、日本の都心にはない。日本は一方的に爆弾を落とされた側ではなく、相手にも攻め込んだりしているのでその歴史をどう書くのかで歴史認識問題が出てしまう。」などと話した。

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アメリカ・ワシントンにある国立アメリカ歴史博物館は、建国から現代までのアメリカ史を網羅しており、アメリカが関与した主要な戦争の展示コーナーも設けている。負の歴史として第2次大戦中、日本人や日系人約12万人を強制収容所に隔離したことも展示されている。広島・長崎への原爆投下についても最後の一撃という展示で触れている。辻田真佐憲は「日本も自由な国として他の国を参考にしながら65点くらいの感覚で歴史博物館を作っていけば納得する展示が出来るとみられる。」などと話した。

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(エンディング)
昭和の名曲 スターのNo.1ヒット 売上1位曲だらけ!今聴きたいTOP40

「昭和の名曲 スターのNo.1ヒット 売上1位曲だらけ!今聴きたいTOP40」の番組宣伝。

エンディングトーク

谷村新司についてデーブは「仲間と夏によく食べたものはアリスクリーム。」などと話した。

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谷村新司
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