都内にも戦争を伝える博物館が存在している。総務省の所管で引き揚げ・抑留・兵士を中心に取り上げている「平和祈念展示資料館」。厚労省の管轄で傷痍軍人を紹介する「しょうけい館」。昭和館に関しては1984年に日本遺族会が当時の厚生省に平和祈念総合センター案を提出して戦争を広く振り返る構想として動き出したが、歴史認識に相違があり客観的な展示が困難と判断され、戦中・戦後の国民生活の展示が中心となった。辻田真佐憲は「総合的に見られる歴史博物館は、日本の都心にはない。日本は一方的に爆弾を落とされた側ではなく、相手にも攻め込んだりしているのでその歴史をどう書くのかで歴史認識問題が出てしまう。」などと話した。
アメリカ・ワシントンにある国立アメリカ歴史博物館は、建国から現代までのアメリカ史を網羅しており、アメリカが関与した主要な戦争の展示コーナーも設けている。負の歴史として第2次大戦中、日本人や日系人約12万人を強制収容所に隔離したことも展示されている。広島・長崎への原爆投下についても最後の一撃という展示で触れている。辻田真佐憲は「日本も自由な国として他の国を参考にしながら65点くらいの感覚で歴史博物館を作っていけば納得する展示が出来るとみられる。」などと話した。
アメリカ・ワシントンにある国立アメリカ歴史博物館は、建国から現代までのアメリカ史を網羅しており、アメリカが関与した主要な戦争の展示コーナーも設けている。負の歴史として第2次大戦中、日本人や日系人約12万人を強制収容所に隔離したことも展示されている。広島・長崎への原爆投下についても最後の一撃という展示で触れている。辻田真佐憲は「日本も自由な国として他の国を参考にしながら65点くらいの感覚で歴史博物館を作っていけば納得する展示が出来るとみられる。」などと話した。