2025年8月15日放送 21:54 - 23:10 テレビ朝日

報道ステーション

出演者
板倉朋希 徳永有美 大越健介 ヒロド歩美 松坂大輔 細川栞 
(オープニング)
オープニング

オープニング映像。

(ニュース)
終戦80年 戦争を「語り継ぐ」

終戦の日のきょう、天皇陛下は、全国戦没者追悼式典のお言葉の中で「戦中、戦後の苦難を今後とも語り継ぐ」という表現を新たに加えられた。戦争は自然と語られるものから意志を持って語り継ぎ脳裏に刻む時代へ変わってきていることを意味する。広島大学附属高校・河田さんは、平和とは何も起きていないことではなく、誰かが過去を知り今を見つめ、次の誰かに伝えるからこそ成り立っているものだと私は思いますと述べた。

終戦80年 戦争を後世へ“語り継ぐ”総理 式辞で13年ぶりに「反省」

全国戦没者追悼式、総理の式辞には13年ぶりに「反省」という言葉が盛り込まれた。石破総理はあの戦争の反省と教訓を今あらためて深く胸に刻まねばなりませんと述べた。反省することから始めなければ教訓を導き出すことは出来ないという思いが込められているという。天皇陛下のお言葉にも新たに加わった表現がある。陛下は、戦中、戦後の苦難を今後とも語り継ぎ私たち皆で心を合わせ、将来にわたって平和と人々の幸せを希求し続けていくことを心から願いますと述べられた。当事者による継承は年々難しくなっている現実がある。高齢化などにより、戦没者の配偶者は参加していない。日本遺族会の会員はこの6年で4割減る。

語り部の吉田由美子さんは3歳の時に東京大空襲で両親と妹を亡くし戦災孤児となる。ひたすら孤独と向き合う80年だったという。吉田弓美子さんは孤児っていう肩書ですけど長い道のり。長くちゃいけない。親を亡くした子どもって残酷、それは感じる。命がもつまで頑張ってみようかなと述べた。伊藤早苗さんは4世代での追悼式参加。広島大学附属高校・河田さんは、平和とは何も起きていないことではなく、誰かが過去を知り今を見つめ、次の誰かに伝えるからこそ成り立っているものだと私は思いますと述べた。

クマに襲われ遺体で発見

北海道の知床半島は日の出から物々しい雰囲気も包まれていた。羅臼岳で20代の男性がクマに襲われて2日目。北海道警によると、親子3頭のヒグマをハンターが駆除。クマの死骸は現在、知床財団にあり今後、北海道総合研究機構がDNA分析を行うという。男性は午後1時半すぎ遺体で発見される。ヒグマの「OSO18」の捕獲作戦を指揮したミナミ知床・ヒグマ情報センターの藤本前理事長は、生息数は多いが、死亡事故は少ない。優しいクマが多い地域なので関係する人もショックはあるとコメント。羅臼岳の周辺では親子グマの目撃情報が相次いでいる。登山道でも確認される。今回親子全てが駆除されている。藤本さんは大きくなったら人間をみても恐れなくなる。二次被害、三次被害が考えられる。正当な話なので問題ないと思うとコメント。猟師は、温暖化で餌不足、昔は人間を見ると逃げていた。今は寄ってくるとコメント。道南の町では畑の被害も出ている。スイカ畑でも被害。

米ロ会談 両首脳の“思惑”

バイデン政権も含め米ロ首脳の直接会談は、ウクライナ全面侵攻後初めてとなる。舞台となるのは米軍基地。トランプ大統領自ら出迎えるという。アメリカのウィトコフ特使がモスクワ入りすると一転、会談への道筋ができる。ゼレンスキー大統領も交え2回目の会合を開く考え。トランプ氏は両大統領とも平和に応じるだろう。様子を見よう、うまくやれたら最高だと述べた。ただラジオのインタビューでは、成功しない可能性も25%あると述べる。ロシア・プーチン大統領はアメリカ政権は精力的かつ誠実な努力を続けていると思う。当事者にとって有益な合意と停戦を停戦を成立させ長期的な平和の条件を作るためと述べた。ロシア大統領特別代表のドミトリエフ氏は、米ロ関係をリセットする機会にもなる。経済協力の余地はおおいにあると述べた。

「1対1」主導権はどちらに 侵攻後“初”の米ロ首脳会談へ/ウクライナ不在…停戦に向けて進展は 侵攻後 “初”の米ロ首脳会談へ

アメリカ・アラスカ州のアンカレジから中継。米ロ首脳会談について。トランプ氏は大統領専用機に乗りすでにアラスカに向かっている。何かが起こると思うと述べ期待感も示している。会談は1対1の会談から始まる。プーチン氏が主導権を握り、トランプ氏が言いくるめられてしまうとの懸念もある。ロシアとウクライナが合意するためには領土をめぐって互いに譲歩する、領土の交換が必要との考えを示している。しかしゼレンスキー氏は領土での譲歩を拒絶している。双方が同意しないかぎり停戦は実現しない。トランプ氏は重要なのはゼレンスキー氏も交えた2回目の会談。開催地は次もアラスカが望ましいと先走っている。プーチン氏がどう利用するのか、経済協力など停戦以外のテーマにそらそうとするのではないか、こうしたことも会談のポイントになると述べた。

男子中学生を逮捕 父親殺害か

群馬県桐生市で15歳の少年が自宅で同居している父親を刃物のようなもので刺し、殺害した疑い。同居する少年の母親らは県外に帰省していて当時家にいなかった。警察は父親と少年の間にトラブルがあったか動機などを調べている。

萩生田氏の秘書を略式起訴

萩生田光一議員の政策秘書が政治資金規正法違反の罪で略式起訴された。政策秘書は、旧安倍派から受け取った1952万円を萩生田氏が代表を務める政治団体の収支報告書に記載しなかったとして東京地検特捜部に略式起訴された。東京簡裁は、罰金30万円と公民権停止3年の略式命令を出した。

“富士山コンビニ”に新たな幕

山梨県富士河口湖町の富士山コンビニに新たな幕が設置された。去年5月には高さ2.5mの幕を設置。去年8月、台風対策のため撤去された。ただポールは残されたままで、今回大型バスがポールにぶつかりそうになるとの声を受けて、幕の高さを1.4mにして設置された。コンビニの目隠しが目的ではなく危険な横断の防止が目的だという。

戦後80年 記憶が歴史になる前に
映像は戦争をどう伝えた

太平洋戦争開戦以来、有利に進めてきた日本。それを一変させたのは1942年6月のミッドウェー海戦。事実は日本の大敗北。戦闘に参加した空母4隻は全滅、多くの熟練パイロットを一気に失う。軍とメディアが一体となり国民へウソをつくきっかけとなる。戦争のニュースを唯一映像で伝えていた日本ニュースは一切報じていない。フィルムが失われたこともありなかったことにした。沈黙を破ったのはソロモン海戦。損害の隠蔽と戦禍の水増しが始まる。最終的には主力艦の戦艦2隻が沈没。多くの航空兵力を消耗させた戦いだった。開戦から1年。映像の中では破竹の快進撃を続けていた。ただこの頃になると国内では多くの人が苦しい生活を強いられるようになる。国民を鼓舞するのも日本ニュースの役割だった。

1943年アッツ島で守備隊が全滅する。さすがの軍部も全滅までは隠し通せなかった。その慰霊式を伝えるニュースでは“玉砕”との言葉が使われた。玉砕とは玉が美しく砕けるように潔く死ぬという意味。最後はバンザイ突撃で命を兵士たち、それを玉砕という言葉によって美化し真相をうやむやにした。以降、太平洋の各地で玉砕が繰り返されるようになる。国の将来を担う学生までも戦場に送る「学徒出陣」を決める。映像からはどこか物悲しい雰囲気が伝わる。日本ニュース製作部長・土屋氏は、一人の学生の後ろ姿を帽子から足元まで長くパンダウンするシーンに東條首相の演説をかぶせたのは、悲壮感をもり立てるために意図的に編集したものとしている。日本ニュースは後に世紀の大誤報といわれる大本営発表をそのまま伝える。

1944年10月の台湾沖航空戦は、台湾に攻撃を仕掛けたアメリカを陸海軍の航空部隊が迎え撃った戦い。その戦果を信じた国民は大勝利に湧く。事実であればアメリカの空母部隊は壊滅している。実際は日本の惨敗。後にアメリカはこの戦いで空母も戦艦も1隻も沈没していなかったことが判明している。さらにその後のレイテ沖海戦では帝国海軍が事実上壊滅。もはやウソをついているという感覚すらもマヒしたのか日本ニュースの内容はめちゃくちゃ。一方で増えていったのが国内の話題。絶望的な戦いが続く前線からは徐々にフィルムが届かなくなり戦果を捏造するにも限界があった。多くを占めたのが戦争への協力呼びかけ。いよいよ日本がたどり着いたのが死ぬことを前提とした神風特別攻撃隊。初めて報じたのが232号。これがその後の日本ニュースをさらに歪める。日本ニュースはこの後、終戦までの間に22作が作られ、うち13作に特攻に関する内容が含まれた。日本ニュースにはこの先、終戦までの期間、沖縄での地上戦のことも、広島、長崎の原爆のことも出てこない。戦争末期の多くはアメリカが撮影したもの。国民は実態を知らされないまま、8月15日を迎える。日本映画者・加納龍一氏は一つ一つはたいしたことない。気がついてみたらどうにもならなくなっている。小さなことの積み重ねで変わってくるとの言葉を残している。

いま私たちが考えるべきことは

従順なメディアがいかに国にとって使い勝手がよくて、いかに絶大な力を発揮するのかよくわかった。間違った方向性であるならばなおさら。心ならずとはいえ国策メディアの罪深さというのも思い知った。メディアの責任を大きさというのを痛感した。人の死や痛みにマヒしてはいけない。戦争を加害者の側からも被害者の側からも冷静に見つめ直して誇張せずに語ることのできる稀有な存在。あの戦争を世界に向けて語り継いでいく意義と責任がいまの生きる私たちにあるのだと信じているなどとコメント。

(気象情報)
気象情報

テレビ朝日屋上から中継で全国の気象情報を伝えた。

(スポーツニュース)
オールドルーキー節目の勝利 オリオールズ菅野智之

オリオールズの菅野智之は粘りの投球で尻上がりの調子を上げ5回を無失点で切り抜ける。6回、雨のため中断となり交代。チームは勝利し今季10勝目、オールドルーキーながら二桁勝利到達。オリオールズ5-3マリナーズ。

リリーフルーキー 記念の勝利 ナショナルズ小笠原慎之介

ナショナルズの小笠原慎之介がリリーフ登板。シュワバーに対し空振り三振。直後にチームが逆転し勝利投手となる。小笠原は嬉しいメジャー初勝利。ナショナルズ3-2フィリーズ。

松坂解説 注目左腕同士の投手戦 真夏の球児たち ベスト16かけて

ABCテレビ熱闘甲子園スタジオから中継でヒロド歩美さんと松坂大輔さんが伝える。第2試合の西日本短大付と聖隷クリストファーはサウスポー同士の対決となった。聖隷クリストファーの先発は2年の高部陸選手。高部のピッチングについて、松坂さんは、球威とキレがあるので押していける。インコースへのストレートとカットボールが素晴らしかったとコメント。西日本短大付が3回に先制。西日本短大付の先発は3年の原綾汰選手。丁寧なピッチングで7回まで無失点。松坂さんは高部選手とは対照的。ここに投げるという意思がわかる感じとコメント。8回に同点に追いつく。聖隷クリストファー1-2西日本短大付。両投手ともに四死球0。

甲子園が似合う「チャンスでヒヤマ」真夏の球児たち ベスト16かけて

東洋大姫路の白鳥翔哉真選手がタイムリーヒット。父が元阪神の檜山選手のファンだったことから名付けられた。3安打4打点の活躍。東洋大姫路は14年ぶりベスト16進出。花巻東4-8東洋大姫路。

九州勢対決 満塁のゆくえ 真夏の球児たち ベスト16かけて

明豊と佐賀北は九州勢対決。明豊の辻田拓未選手が走者一掃の決勝タイムリー。明豊6-1佐賀北。

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