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「出陣学徒壮行会」 のテレビ露出情報

太平洋戦争開戦以来、有利に進めてきた日本。それを一変させたのは1942年6月のミッドウェー海戦。事実は日本の大敗北。戦闘に参加した空母4隻は全滅、多くの熟練パイロットを一気に失う。軍とメディアが一体となり国民へウソをつくきっかけとなる。戦争のニュースを唯一映像で伝えていた日本ニュースは一切報じていない。フィルムが失われたこともありなかったことにした。沈黙を破ったのはソロモン海戦。損害の隠蔽と戦禍の水増しが始まる。最終的には主力艦の戦艦2隻が沈没。多くの航空兵力を消耗させた戦いだった。開戦から1年。映像の中では破竹の快進撃を続けていた。ただこの頃になると国内では多くの人が苦しい生活を強いられるようになる。国民を鼓舞するのも日本ニュースの役割だった。
1943年アッツ島で守備隊が全滅する。さすがの軍部も全滅までは隠し通せなかった。その慰霊式を伝えるニュースでは“玉砕”との言葉が使われた。玉砕とは玉が美しく砕けるように潔く死ぬという意味。最後はバンザイ突撃で命を兵士たち、それを玉砕という言葉によって美化し真相をうやむやにした。以降、太平洋の各地で玉砕が繰り返されるようになる。国の将来を担う学生までも戦場に送る「学徒出陣」を決める。映像からはどこか物悲しい雰囲気が伝わる。日本ニュース製作部長・土屋氏は、一人の学生の後ろ姿を帽子から足元まで長くパンダウンするシーンに東條首相の演説をかぶせたのは、悲壮感をもり立てるために意図的に編集したものとしている。日本ニュースは後に世紀の大誤報といわれる大本営発表をそのまま伝える。

他にもこんな番組で紹介されています…

2025年8月8日放送 18:30 - 21:58 フジテレビ
ザ!戦後80年の映像遺産SP 池上彰×加藤浩次の運命の転換点(ザ!戦後80年の映像遺産SP 池上彰×加藤浩次の運命の転換点)
戦争中盤、兵力の不足によって決まった学徒出陣。志半ばで学業を中断し戦場へ向かう学生の一人だったのが当時同志社大学に通っていた千玄室。海軍に招集されやがて特攻隊員の一人となった。出撃が決まり仲間にお茶を振る舞った千さんは「生きたい」という思いが湧き上がったという。その後千さんは出撃命令が下る前に終戦を迎え辛くも生き延びた。戦後は海に散った仲間を思い茶を点て続け[…続きを読む]

2025年5月30日放送 21:54 - 23:10 テレビ朝日
報道ステーション戦後80年 記憶が歴史になる前に
戦前にはプロ野球以上の人気を誇った、東京六大学野球。中でも花形の早慶戦は一大関心事とされ、選手たちはまるでアイドルのようだった。しかし太平洋戦争が激化するとリーグ戦は中止し、学生たちも戦争に駆り出されることに。選手が戦地へ向かう直前に行われた試合は「最後の早慶戦」と呼ばれ、後に映画化もされた。この試合を実際に見た三菱地所名誉顧問の福澤武は、「最後に球場全体で[…続きを読む]

2025年1月14日放送 15:50 - 19:00 日本テレビ
news every.いまを、戦前にさせない
80年前当時の神宮外苑競技場で行われたのは、出陣学徒壮行会。太平洋戦争で兵力不足を補うために多くの学生達が戦場に駆り出された。出陣する学徒約2万5000人、見送る女子学生ら約6万5000人が集まっていた。東条英機首相の前に学徒の代表として江橋慎四郎さんが答辞を読んだ。江橋一枝さんは慎四郎さんの妻で、走行会の翌月に結婚が決まっていた。式をあげると慎四郎さんは陸[…続きを読む]

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