- 出演者
- 池上彰 加藤浩次 宮司愛海 里見浩太朗 柴田英嗣(アンタッチャブル) 山口もえ 山崎怜奈 猪狩蒼弥(KEY TO LIT)
今夜はフジテレビが伝えてきた戦争に関わる貴重な映像遺産を発掘。
- キーワード
- フジテレビジョン
1945年8月6日、広島に世界で初めて原子爆弾が投下され1945年末までに約14万人が死亡した。漫画「はだしのゲン」は原爆の記憶を描いている。作者の中沢啓治さんは1984年8月6日放送のワイドショーでも父と兄弟を失った被爆体験を生々しく語っている。中沢さんは漫画家としてデビューした頃は自らの被爆体験を語ることは避けていた。最愛の母は長年原爆の後遺症に苦しんだ末に死亡。一欠片の骨も残っていなかった。怒りをぶつけるかのように中沢さんは原爆をテーマにした漫画を次々と発表する。そして誕生したのが「はだしのゲン」。しかし多くの読者に届けるまでには大きな壁があった。
広島で原爆を体験した漫画家・中沢啓治さん。その怒りを爆発させて描いたのが「はだしのゲン」だった。連載されたのは当時ギャグやスポ根漫画が人気を集めていた週刊少年ジャンプ。「はだしのゲン」を載せることには異論も飛び交ったという。元編集者の山路さんは当時被爆者たちが受けていたいじめや差別の実態を漫画を読んで初めて知った。広島で起きた本当の現実を伝えたいという一心で中沢さんはペンを走らせた。
1945年8月9日、長崎に原子爆弾が投下された。1949年日本人として初めてノーベル物理学賞を受賞した物理学者・湯川秀樹博士。戦前から核に関する研究を行っていた湯川博士は核が人を殺めるために使われたことへの反省を「我々もその社会的な責任がある」などと述べている。
原爆ドームはかつて取り壊しの危機に瀕していた。廃墟のように扱われ壁は崩壊寸前。だが後に原爆症で命を落とした一人の女学生の声が原爆ドームの運命を変えた。
300万人以上の日本人が犠牲になった太平洋戦争。しかしその記憶はたちまち風化していく。敗戦から21年後に放送された番組では戦争を体験していない世代が終戦日を知らない実態が浮き彫りになった。
ブルースの女王・淡谷のり子は慰問に行った先では軍の命令に背いてでも兵士が望めば何でも歌ったという。そんな淡谷にとって忘れがたい記憶になっていたのは特攻基地の慰問。歌唱中に出撃命令が出て一人一人失敬して行くのを見て言葉を失ったという。
戦争中盤、兵力の不足によって決まった学徒出陣。志半ばで学業を中断し戦場へ向かう学生の一人だったのが当時同志社大学に通っていた千玄室。海軍に招集されやがて特攻隊員の一人となった。出撃が決まり仲間にお茶を振る舞った千さんは「生きたい」という思いが湧き上がったという。その後千さんは出撃命令が下る前に終戦を迎え辛くも生き延びた。戦後は海に散った仲間を思い茶を点て続けている。
1945年3月26日、沖縄航空特攻作戦が始まり死者は約2600人に上った。知覧特攻平和会館には陸軍特別攻撃隊の戦死者1036人の遺影が収められている。当時、鹿児島・知覧で食堂を営んでいた鳥濱トメさんは隊員たちからお母さんと親しまれた。1978年放送の番組で脳裏に焼き付いて離れない隊員たちとの別れの時を語っている。
23歳で帰らぬ人となった穴澤利夫少尉が婚約者に宛てた手紙には「智恵子 会いたい、話したい、無性に」と綴られていた。手紙を受け取った婚約者・伊達智恵子さんは穴澤少尉が残したたばこの吸い殻を大切に持っていた。智恵子さんがかけがえのない遺品に触れることができたのは穴澤少尉の家を訪ねた時。穴澤少尉が身に着けていた軍服が残されていた。
なでしこ隊は特攻隊員たちの世話をし最後は笑顔で見送ることを命じられた。その一人が当時15歳だった三宅トミさん。今その記憶を語れるのは三宅さんを含め2人だけになった。最後の瞬間、せめてもの慰めにと手作りの人形を渡していた三宅さん。当時の写真には人形を傍らに眠る隊員たちの姿があった。三宅さんが当時のことを話せるようになったのは最近のことだという。
ゼロ戦はエンジンの力が弱かったtめ機体を軽くするために操縦士を守るための鉄板が最初は入っていなかったという。里見浩太朗は特攻機が最後のお別れに羽を振りながら消えていく瞬間を見たと明かした。海底に潜む兵士が機雷をつけた棒で頭上の敵船を突く人間機雷「伏龍」、1.5tの爆薬を積んだ魚雷を兵士が操縦する特殊船航艇「回天」など人命軽視の兵器が数多くあった。「回天」に乗り込んで出撃すると二度と出てこられないため鉄の棺おけと呼ばれるようになった。「回天」を開発した黒木博司海軍大尉は脱出できなくなり窒息死するまでの16時間を手帳に克明に記録している。
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