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富田安紀子さんは病気で左目が見えず、6年前から義眼をつけており、右目も医師から「いずれ見えなくなる」と言われている。小学2年生のときに急激に視力が落ち始め、4年生のときには両目ともほとんど見えなくなった。特別支援学校に通ったが、手術により視力が回復し、復学した。しかし、目についてからかわれるなどのいじめに遭い、コンプレックスを感じていた。26歳のとき、母の勧めで義眼をつけ、自信を持って人前に出られるようになったという。富田さんは4歳から太鼓をしており、現在は和太鼓奏者として指導も行なっている。そんな中、パリコレイベントで、モデルとして和太鼓を披露することになった。そして、本番で義眼を外すことを決意。ずっとコンプレックスだった左目を見せた状態で、和太鼓を演奏した。富田さんは「今回は、義眼を外すことに恐怖はなかったけれど、環境や場所では外さないでおこうという日もある。ちょっとずつ自分のマインドを変えていきたい」などと話した。