午後LIVE ニュースーン (特集)
東京都文京区で「花嫁のれん展」が行われている。花嫁のれんは国の登録有形民俗文化財に登録されていて、石川県七尾市では毎年春にのれん展が行われてきたが今年は震災で中止になった。代わりに都内の施設が協力を申し出て行われることになった。のれんの中には被災した家から見つかったものも多くあり、倒壊した茶室からは婿入りのれんが見つかった。また、のしの柄ののれんは半壊した家から見つかったという。鳥居正子さんは一本杉通りで20年前のれん店を始め、多い時では170もの花嫁のれんがあったという。震災で先の見えない中でも街の人達はいつかのれん店をという気持ちを強くしていた。ろうそく店を営む高澤行江さんは震災後体調を崩し気持ちが沈みがちだったが、少しずつ落ち着いてきた今、家族をつないだ花嫁のれんを多くの人に見てほしいという。