大下容子ワイド!スクランブル NEWSドリル
自民党と公明党の幹事長らが訪中、日中の思惑。自民党・森山裕幹事長は7日「日中のさまざまな問題について重層的な関係で対話を重ねていくことは非常に大事」。自民党と公明党はきょう、2018年を最後に途絶えていた日中与党交流協議会を開催。日中与党交流協議会は2004年3月に正式に発足。党間交流を通じて両国関係を発展させることが目的。中国は政府より党が政策の主導権を握る。政党間のパイプづくりが懸案解決の糸口などになる可能性。今回の日中与党協議会では中国にパイプを持つ二階俊博元幹事長が引退するなど人材の先細りが顕著。政府間も含む交流の活性化につなげたい考え。日中両政府が意識するのは新型コロナを理由に見送ったままの中国・習近平国家主席の国賓来日。(日中関係改善を)軌道に乗せるには習主席の来日がかかせないとみる。政府間では去年11月、日本人男児襲撃事件を巡り日本人の安全確保を約束するなど中国から一定の歩み寄り。先月、岩屋毅外相が訪中し中国人のビザ発給の要件を緩和すると発表。一方で異論も…。自民党・萩生田光一元政調会長は10日インターネット番組で「党の外交部会などに全くかけず約束してきた。ちょっと乱暴ではないか」。自民党・小林鷹之元経済安保担当相は10日、自身のYouTubeチャンネルで「違和感を感じているのは中国へのオファーによって日本が何を得たのかということ」。笹川平和財団上席フェロー・小原凡司のスタジオ解説。
日中関係が急速に改善することのメリットとリスクについて、笹川平和財団上席フェロー・小原凡司は「メリットは、日本の意図あるいはその他の国の意図を、しっかりと中国に伝えることができるようになること。デメリットは、中国は今日本に譲歩しているのかというところ」と解説。