ワールドビジネスサテライト WBS X 「世界を目指すJ-POP」
韓国ソウル市内のダンススクールには日本人も多く通っているという。背景にはK-POP人気がある。海外で活躍しようと日本を飛び出すアーティストの卵が増えている。日本でも世界を狙う芸能事務所がでてきている。創業4年の芸能事務所BMSGを率いるのは自らも舞台に立ちソロアーティスト・SKY−HIとして活躍する日高光啓CEO。BMSGは従来のアイドルグループとは一線を画し、ダンスや歌唱力の高さが売りのアーティストを次々と育成、主力アーティストBE:FIRSTは3年連続で今年も紅白歌合戦に出場する。創業時は赤字だったが4年でおよそ20億円の純利益をたたき出し都内に自社ビルを構えるまでに会社を成長させた。国内の音楽市場は少子化の影響もあり、今後大きな拡大を見込める状況ではないためBMSGは海外の音楽市場で戦うことを目指すスタートアップ企業だという。K-POPのような音楽が世界を席巻する一方でJ-POPの海外展開は限定的で日高社長は「日本アーティストが継続して海外展開を続けられない理由の一つが時間とお金、日本で東京ドーム2日間10万人が北米で数千、直近2~3年の売り上げ10億円を簡単に捨てられる企業はあまりない。BMSGはスタートアップ、海外展開をやるために会社をつくっていると最初から言っている」とした。