若者中心に人気「ZINE」とは?

2025年10月26日放送 4:16 - 4:23 TBS
TBS NEWS (ニュース)

先月20日、仙台・青葉区で開催されたZINEフェス仙台。会場では200組のクリエイターがブースを連ね、自身が手掛けたZINEという自主制作の小冊子を販売していた。ZINEはMAGAZINEが由来と言われ、ジャンル問わず思い思いに冊子に出来る。餃子数多をペンネームに活動する女性は、餃子を提供するおすすめの店舗や世界中の餃子の作り方などについて2作品のZINEを手掛けてきた。名取市の自宅で慣れた手つきでニラを刻む餃子数多さん 。うちでつくる餃子がテーマの次回作に向けた創作活動の一環。気軽さが魅力のZINEの人気がここ数年広まりつつある。矢野経済研究所が発表しているZINEを含む同人誌市場規模の推移を見ると、2020年度には741億円だったのが昨年度には1341億円にまで拡大している。
栗原市にある六日町ナマケモノ書店では、常時200冊のZINEを取り揃えている。一度読んで誰かにおすすめしたいと思ったものを仕入れていると話す店主の千田昭子さん。ZINEは手軽な反面、仕入れの難しさがあると指摘する。千田昭子さんは「第三者の目が入らない状態で売り物として出てくる」「何でも本にできちゃうというか自分以外の人が読む価値がないものまで本として出る危険性がある」などと指摘する。
先月20日、仙台・青葉区で開催されたZINEフェス仙台で、購入者は」「好きが伝わるのですごくダイレクトに楽しめた」と語る。この日の販売化に持ち込んだ餃子数多さんのZINE120冊のうち、半数以上が売れた。これからも餃子への熱い思いをZINEで多くの人に届けたいと話す。


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