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和歌山南陵高校が知られたきっかけは独特すぎる校歌。1500万円の赤字などの言葉が並ぶ。バスケ部・酒井珀さんは「朝のホームルームのときに先生が来なかった。」等とコメントした。教職員への給与未払いが発端となり、深刻な経営難が発覚した。行政から指導を受け、生徒の新規募集を停止した。経営陣を一新したものの、お金がないので校舎も寮もボロボロ。酒井君によると、一番こたえたのは転校していく仲間たちだったという。去年夏、生徒は18人になった。ボロボロなのがこの学校の武器だ。母からの仕送りで生活をしのいだ。部員が少ないというハンデを背負いながら、和歌山県高等学校バスケットボール秋季選手権大会で優勝した。去年11月、募集停止が解除された。卒業式当日。母は「めちゃくちゃ心配でした。連絡が減ってきたときに生活にも慣れてきてよかったのかなと思った」等とコメントした。18人だけの卒業式が始まった。甲斐三樹彦が謝罪した。生徒達がレゲエの校歌を歌った。