- 出演者
- 三谷幸喜 安住紳一郎 中川絵美里 湯山玲子 野村修也
オープニング映像。
オープニングの挨拶とゲストの紹介。
銀座のあたりをぐるりと回る高速道路・KK線。銀座インズの屋上を走っているイメージのKK線が今夜で廃止となる。首都高速道路と違って東京高速道路という会社の持ち物の高速道路で、出口も入口も首都高速とつながっている。首都高速八重洲線が工事に入るということで、これから10年間通行止めになるのでそこにつながっているKK線を今のタイミングで廃止にすることになった。東京高速道路(KK線)は、最高速道時速40キロ、料金は無料だった。道路の下の銀座インズなどのテナント料でその道路の運営費に充てていたという。KKはKabusiki Kaisya。取り壊すわけではなく今後違う使い方をするという。東京・銀座から中継。首都高八重洲とKK線の西銀座料金所にいる。今まさにほんの少し前に料金所、ETCが「閉鎖中」の表記に変わった。本日ラストということで私たちも走ってみた。実際に走ってみると高速道路よりも壁が低いこともあり、街がよく見える印象だった。たまには電車も見れて並走できたりしてとても良い道路だった。作業はここだけで終わるわけではなく、緑色の看板も入れ替えがあるということで、朝6時まで続くという。こちらの道路は壊すわけではなく将来遊歩道になるという。
木曜、トランプ大統領が全世界に関税爆弾を投下。中国には34%、EUは20%、日本に対しては24%。日本はアメリカに46%の関税をかけているという根拠のない主張をしている。WTOによると、日本がアメリカ製品にかけている実質的な関税は平均でわずか3.7%。46%という数字はどこから出てきたのか。アメリカメディアによると、日本との貿易赤字額685億ドル÷日本からの輸入額1482億ドル×100で46%。経済学者も見たことがない計算式で導き出したもので、その約半分の関税を課すことでアメリカが配慮したと印象付けたという。この会見中、かつてアメリカ議会で働いていた中林のもとには「相当でっち上げた数字だ」とメールしてきた議員がいたという。しかしその衝撃波はすさまじかった。アメリカではインフレなどへの警戒感から株価が下落。日本でも日経平均株価が一時1400円以上値下がりし、約8か月ぶりに34000円を割りこんだほか、1ドル=149円台から145円台まで円高が進んだ。トランプ関税に世界中から怒りの声が上がる。中国は報復としてアメリカからのすべての輸入品に同じ34%の関税を課すと発表。石破総理は与野党の党首と会談を行い、国難という表現で危機感を示した。今後、省庁横断でトランプ関税に対応する関係閣僚会議を設置するとした。関税を撤回させる方法はないのか。交渉の余地は残されているようだ。
東京でも桜が咲き誇った今週、企業の入社式が数多く行われた。今は超売り手市場、雇用する会社は至れり尽くせりのおもてなしで新入社員を迎えていた。番組はこの春旅立つ若者たちを取材。すると今ならではという新生活が見えてきた。
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水曜、和歌山県の高校にたくさんの荷物を持った新入生が。去年高校野球でレゲエ調の校歌が話題となった和歌山南陵高校。かつてはずさんな学校運営による教員の給与未払いなど問題が続出していたが、再生を目指し新たに就任した校長や生徒たちの奮闘を番組は1年間追い続けてきた。3年生18人だけだった生徒が先月全員卒業し在校生はゼロに。新入生は何人入ってきたのか。校長を訪ねると去年年末、生徒募集を再開したものの、少子化ということで思うように生徒が集まらず、定員120人に対し12名の生徒が入学したという。それでもバスケ部や野球部が強いということで、バスケの特待生6人が入学。すでに4人が寮生活を始めていた。スポーツの強豪校だが体育会系の香りはしない。新入生が愛用していたのは化粧水。新入生は学校の実情を知っているようで、厳しい状況だと知りながら南陵高校を選んだという。生徒は少ないが学校再建への校長の思いは強い。
一方、今どきの理由で思い切った新生活を始めた中学生も。東京から358キロ、絶海の孤島と呼ばれている青ヶ島。その人口はわずか160人ほど。島民たちの熱烈な歓迎を受けヘリコプターから降りてきたのは、東京・大阪・埼玉からの新中学1年生。3人は1年間、島民の家にホームステイし離島留学する。今回の応募は22件もあり、7倍以上の競争率だったという。まずはホームステイ先の島親とあいさつ。さっそく学校へ行き、親と一緒に説明会。さらに来週行われる入学式のリハーサルも行った。3人が通う学校はたった1つの小中併設校。島民の子ども1人を合わせても中学生は4人だけ。それに対し教員は10名だという。自然が豊かだが都会にあるようなものはほとんどない。知り合いのいない離島。今後は親とも簡単には会えない。それにしても親はなぜ離島留学をさせようと思ったのか。ゲームばかりではなく知識を生かし遊ぶ手段や生活する知恵を身につけてほしいとの思いで留学させたという。
驚くような新生活を始める若者はほかにも。ことし2月、ドイツでそば職人として就職するという垂れ幕が話題となり番組が取材した高校生。今週から待望のドイツでの新生活が始まった。
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ことし2月、番組が取材した黒瀧翔稀。全国で唯一そば打ちが必修科目の高校を卒業したらドイツで就職することにしていたが、理由は?日本では3年くらい修行しないとお客さんに出せないが、ドイツだとすぐにお客さんに出せるからだという。今どきの若者っぽい選択だったが、約2か月が経った今週ドイツを訪ねると、希望にあふれる新生活が始まっていた。暮らしているのはデュッセルドルフ。日本企業が300以上進出しリトル東京もあるという街の一角に会社の寮はあった。キッチンや風呂・トイレは他の社員と共用だが、家賃は8万円ほど。黒瀧が入社したのは日本人オーナーの会社で、約260人いる会社の9割は日本人だという。4月1日に入社式が行われると、その後はドイツ語のテストや接客の講習。座学を終えた後は実際に働く店舗を見学。そこでそばを試食させてもらうとプロの実力を痛感した黒瀧は店長を質問攻めに。仕事に前向きな黒瀧だが、その待遇はとても高卒の新入社員とは思えない。月収は約38万円+チップ、さらに完全週休2日制で、年間30日は有給を取得することが義務付けられている。新たな旅立ちの選択肢は増えているようだ。
先月、JR東日本で、走行中の新幹線の連結が外れるトラブルが。去年9月にも同様の事案が発生していた。車両のみならず新幹線の運行には架線や線路の整備も重要。それを担っていたのがことし1月引退したJR東海のドクターイエロー。現在もグッズ販売や企画が立ち上がるほど愛された存在だが、老朽化のため運用が難しくなったという。ドクターイエローなき今、安全性をどう守っていくのか。それに代わる存在が静岡・三島の車両基地にあった。こちらではドクターイエローにはなかった新たな点検技術を一般車両に組み込む研究を行っている。まずは新幹線の動力源で金具の劣化・破損のリスクがある架線。これまでドクターイエローでは点検窓のカメラで架線を撮影し技術者が分析。細かすぎる金具は職員が目視で確認していたが、架線を真下から撮影していき実際に走りながら撮った映像。猛スピードで画面から消え去る金具たちを瞬時に捉え同時に異常がないかAIが判定するという。超高速で写真を撮り続けているということで、東京〜大阪間約500キロだと2億5000万枚にも及ぶ。さらに車体の下には線路の自動点検技術も。走りながらボルトの高さを0.1ミリ単位で検知でき、わずかなゆるみも見逃さない。これらは2027年をめどに一般車両に実装される予定。安全性を追及する一方で、進化を続ける重要なポイントがもう1つあった。
外国人観光客が驚いていたのは新幹線の乗り心地。私たちにとっては当たり前だが、実は世界でもハイレベルな技術で日々進化している。最新車両には乗車中のすべての揺れに対して反対の振動をぶつけて相殺する機能を搭載している。ところで新幹線はカーブの時、かなりの角度で車体が傾くが、実はスピードを落とさずに乗り心地を担保する仕組みが。例えばバイクは車体を傾けて曲がることがあるが、カーブを曲がるとき外側へ引っ張る遠心力が働く。だが車体の下には空気ばねと呼ばれる風船のようなものがあり、カーブに入ると膨らんで車体をさらに傾ける。すると反対方向の力が生まれ、遠心力を緩和できるという。そこで試験装置で検証してみる。まずは空気ばねを稼働させずテーブルにペットボトルを置くと落ちてしまった。しかし遠心力を緩和する車体の傾斜をつけると、ペットボトルは落ちなかった。そんなお客さんたちのためもっと快適性を上げたいと言われなければ気づかないような細かな仕掛けも実装。駅に停車する直前、天井の照明がふわっと明るくなる仕組みも。
今週、唯一持っていないタイトル叡王戦の大盤解説に登場した藤井七冠。伊藤叡王の防衛戦を解説する姿が話題になる一方、会場でもう1つ盛り上がっていたのが、伊藤叡王も初参戦、先日行われた詰将棋の全国大会優勝の話題。そもそも詰将棋とは、駒が配置された将棋の局面から王手の連続で相手の王将を詰めるいわばパズルゲーム。将棋とは別の楽しさがあるということで、藤井七冠は趣味としてやっているという。藤井少年はドハマり、小学6年生の時、史上最年少で初優勝して以来、優勝5回を数える。そんな絶対王者が今回挑んだのは制限時間180分、プロ棋士たちが作った難題揃いの10問。普段の対局とは違い扇子代わりに消しゴムをぐるぐる回しながら脳みそもフル回転。例年、正解ゼロという人もいる中、唯一の全問正解。藤井七冠が通算6回目の優勝を飾った。
きのう番組は映画「片思い世界」、3人の主演・広瀬すず、杉咲花、清原果耶を直撃。見どころについて聞こうとしたのだが、何を言ってもネタバレになるかもということで、それぞれ良いシーンを教えてもらった。
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いま名古屋に出没する謎の侍がロマンチックすぎると話題に。今週、鶴舞公園に向かうと何かを待ちわびる多くの人を。どうやら何か音楽で癒してくれるそうだが、そして迎えられたこの人物、一体何がロマンチックなのか。和装に浪人傘、さらには足元にはサックス。すると侍姿でサックスを演奏し始めた。実はこの方、SNS総再生回数1000万回超え、侍と心地よい響きのギャップにハートを切られたなど大バズリ中のサックス侍。この日はソプラノサックスを操り無料野外ライブ。無骨ないで立ちながらやさしい音楽に涙する人が続出。約45分で10曲、観客の心を切りまくっていた。しかしなぜこんな侍スタイルに?そこには意外な理由が。そもそもこの方、2人の子どもを持つ40代後半のお父さんで、昼間は普通の会社員。周囲に迷惑をかけないよう顔ばれNGにし、もともと大好きだった幕末侍スタイルに。そのため昼間の仕事が終わればトランクルームに立ち寄りごく一部の人にしか正体を伝えていないため、トランクルームで着替える日々。侍が奏でる癒しの音楽、生で聴いてみては?
第97回選抜高校野球大会決勝、横浜高校11−4智弁和歌山。新チーム発足以来公式戦無敗。横浜高校の強さが話題になる一方、番組が注目してきた高校に新たな歴史が。
東洋大姫路7−2壱岐。壱岐高校といえば約2か月前、部員全員が島出身。長崎の離島から悲願の甲子園初出場を決め喜びに沸く島民たちを取材。迎えた本番には島民約2万4000人の1割を超える3000人がアルプスに集結。試合には惜しくも敗れたが、そんな彼らの思いが詰まった応援が、全32校中最優秀賞に選ばれた。これはきっと喜んでいるはず、きのう急遽取材をお願いしたところ、また飲んでいた。しかもこのお店、元壱岐高野球部監督・新原昭夫のお店。さらにキャプテン浦上のお父さんの姿も。まだまだ宴は続きそうだ。
昨季のMVPを記念し大谷のボブルヘッドが配られた木曜、同点で迎えた9回ウラ、大谷が見せた。センター方向に飛んだ打球は今季第3号となるサヨナラHR。ファンの期待に応えチームを開幕8連勝に導いた。ドジャース6x−5ブレーブス。
カブス・鈴木誠也が今週4本塁打。月曜開幕6戦目で今季第1号を打つと、水曜には飛距離約136mの第2号特大弾。さらに木曜、まずはレフトへ、さらにライトへ2打席連続ホームラン。この時点で大谷を抜き、ナショナルリーグ2位タイに浮上した。
ホーム開幕戦に先発したカブス・今永昇太。いまだ負けなし7連勝中のパドレスに対し、ランナーを出しても要所を締め、8回途中1失点、パドレスの連勝を止め2勝目を挙げた。