- 出演者
- 三谷幸喜 安住紳一郎 中川絵美里 満倉靖恵 池谷裕二
オープニング映像と挨拶。
さっぽろ雪まつりが閉幕した。
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- 第75回 さっぽろ雪まつり
今週のトランプ大統領。記者会見にイーロンマスク氏とその息子が同席。子供の名前はエックスアッシュエートゥエルブ君。大勢の記者を前に落ち着かない様子。マスク氏に政府の無駄遣い削減を進めさせているトランプ氏。
止まらない米の高騰。コシヒカリは去年5月ごろまで5kg2400円程度だったが先月は4000円を突破している。そこで政府が、ついに決断。現在保管されている備蓄米はおよそ100万トンで、そのおよそ2割、茶わんにして32億杯分が市場に放出される。米高騰の原因の一つとみられるのが売り渋り。一部の卸業者が価格が上がるまで米を売らず、ため込んでいるため流通量が減り価格高騰に拍車をかけているとの指摘もある。備蓄米の入札は来月初めを予定。早ければ下旬にも店頭に並ぶ。
水曜、デヴィ夫人が会見。政治団体の設立を発表した。掲げた政策は犬や猫の食肉禁止の法制化、動物虐待の厳罰化や犬猫のブリーダーの免許制など12項目。新党の名前は「12平和党」。来る参議院選挙に最大30人ほどの候補者を擁立したいとしている。
ホンダと日産の経営統合協議。その打ち切りが正式に決まった。木曜、別々に会見を行ったトップ2人。破談の理由はホンダが日産の子会社化を提案したことだとされるが日産の内田社長は「子会社化で日産が持つポテンシャルを本当に最大限引き出すことができるのか」、ホンダの三部社長は「必ず成功に導くという我々の強い信念からすると手段としては株式交換という手段しかないとホンダでは考えていた」とコメント。日産は去年4月から今年3月までの業績について800億円の最終赤字になるとの予測を発表したが、今後について内田社長は「日産の業績の低迷に歯止めをかけ現在の混乱を収束させることが喫緊の役割と認識している」とコメント。
その日産に歩み寄っているのが台湾の大手電子機器メーカー鴻海精密工業。電気自動車の開発を進めていて2016年にはシャープを買収。コンセプトモデルを発表している。その責任者がかつて日産のナンバー3まで駆け上がり内田社長とトップの座を争った関潤氏。台湾メディアは、鴻海の幹部が先月日本を訪れ、日産側と接触していたと報じられていて今後の展開が注目される。
和歌山で育った偉大なるジャイアントパンダ永明が天国へ旅立った。今日献花台が設置され多くの人が別れを惜しんでいた。永明は1994年、2歳の時に来日し和歌山アドベンチャーワールドへ。日本にいた29年間で16頭の子どもをもうけパンダ界のビッグダディと呼ばれた。おととし2月、中国のパンダ繁殖研究基地への返還が決まると出発の際も気にせず竹を食べ続けるなど貫禄を見せていた。その後中国でも大切にされ32歳でこの世を去った永明。
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初任給30万円時代が到来。今、30万円以上に引き上げる大手企業が続々と登場し、話題となっているが、中には40万円超えという企業も。三井住友銀行・来年から30万円の方針。ファーストリテイリング・3月から33万円に。東京海上日動火災保険は大学初任給最大41万円に引き上げる方針。今年は春闘でも、去年並みの賃上げが期待されるなどうれしい流れだが取り残されているのが氷河期世代。6年前と去年の給与の変化を見てみると20代は10%ほど増えているが、氷河期世代での伸びは少なく50代前半ではなんと3%減少している。SNSにも「氷河期世代は報われない世代」、「死ぬまで踏み台」など悲痛な声を寄せている。就職氷河期世代とは、バブル崩壊後の90年代から2000年代初めに入社した人たち。
当時、有効求人倍率は1倍を割り、学生はかなりの就職難に直面した。就活はとにかくいばらの道だった。当時、特に女性は不利だった。氷河期世代の大変な思いは就活で始まったわけではない。同年代の人口が多いので、中学、高校、大学、それぞれの入試で厳しい競争にさらされてきた。必死に頑張り、就職したらパワハラや働き方改革などが次々登場。更に終身雇用から転職の時代に変わるなど世の中の変化に翻弄されてきた氷河期世代。その実態を取材すると過酷な日々が見えてきた。
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福岡・北九州市で暮らす独身の男性は、現在49歳という氷河期世代。およそ30年前、九州の大学に通っているとき就活し、運良く内定をもらったのだが会社がつぶれたという。結局、1年間の就職浪人を経て流通系の企業に就職できたが、待っていたのはパワハラ。3年間は耐えたものの限界を感じ退社、その後は派遣社員として15年、職を転々としながら食いつないできた。しかし5年前、再び思わぬ試練が。コロナで45歳で無職に。そこで始めたのがUberEatsの配達員、ステイホームが増えたこともあり月に50万円稼いだこともあったそう。デリバリー専門のゴーストレストランを2店開業。ところがコロナの収束に伴い暇になり1店舗を閉店。今はUberと掛け持ちをしていても月収は25万円に下がった。今、氷河期世代の非正規雇用の割合は男性で3割以上にも及んでいる。
その一人が、東京・中野区在住、48歳の男性。現在、営業系の派遣社員として働きながらUberの配達員もやり生計を立てているが家賃8万円の1Kで1人暮らし。とにかく全て節約。食事はもちろん自炊。苦しい生活を強いられている。
大変な境遇にある氷河期世代だが一発逆転を狙っている人もいる。それは熊本県在住、42歳の男性はこれまで一度も正社員になったことのない非正規雇用の人生。現在は造園の会社で働いていて月収は手取りで16万円ほど。数年前までは人生何もかも諦めモードだった。しかし2年ほど前、気持ちに大きな変化。貯金1000万円を目標に掲げ、運転代行業を始めた。一緒に汗をかく仲間もいる。この3人も氷河期世代。
東京大学薬学部教授・池谷裕二、慶応義塾大学理工学部医学部教授・満倉靖恵のスタジオコメント。
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今月7日、政府はサイバー防衛を強化する法案を閣議決定。全世界で年間被害額1600兆円ともいわれるサイバー攻撃。標的は私たちの個人情報や資産を預ける企業たち。事実、昨年末からJALやメガバンク通信キャリアなど60以上の企業組織が相次いで標的となっている。12月26日・日本航空、三菱UFJ銀行、28日・りそな銀行、31日・みずほ銀行、1月2日・NTTドコモ、5日・日本気象協会(tenki.JP)、6日・スクウェア・エニックス、15日・東京都保健医療情報センター、18日・快活CLUB。ホワイトハッカーであるGMOイエラエ執行役員・阿部慎司氏は日本最大級のサイバー防衛チームを率いていて、1万近くの企業、組織のセキュリティー対策を担当。自衛隊サイバー部門の訓練も行う国も頼りにする存在。企業へのサイバー攻撃の目的は、主にお金や個人情報、機密情報を奪うことにあり日本では去年、DMMビットコインから480億円相当が流出し、廃業に追い込まれることに。守りのホワイトハッカーは痕跡などを元に敵が同じルートで侵入できないよう防御システムを作り変えていく。
今、最も警戒すべきサイバー攻撃の手法の1つが中小企業が非常に多い日本の弱点を突くサプライチェーン攻撃。政府はアメリカのような「能動的サイバー防御」を導入するなどの法案を閣議決定。法整備を急いでいる。GMOイエラエ執行役員・阿部慎司氏のコメント。
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- GMOサイバーセキュリティ byイエラエ
パスワード解析にかかる時間について解説。東京大学薬学部教授・池谷裕二、慶応義塾大学理工学部医学部教授・満倉靖恵のスタジオコメント。
愛知県稲沢市で開催された1200年以上の歴史を誇る尾張三大奇祭の1つ「国府宮はだか祭」。祭りの主役は志願者の中からくじで選ばれる神男で、今年引き当てたのは会社員の加藤稜大さん。触ると厄が落とせるとされることからおよそ8000人もの男たちからもみくちゃにされていた。