福岡・北九州市で暮らす独身の男性は、現在49歳という氷河期世代。およそ30年前、九州の大学に通っているとき就活し、運良く内定をもらったのだが会社がつぶれたという。結局、1年間の就職浪人を経て流通系の企業に就職できたが、待っていたのはパワハラ。3年間は耐えたものの限界を感じ退社、その後は派遣社員として15年、職を転々としながら食いつないできた。しかし5年前、再び思わぬ試練が。コロナで45歳で無職に。そこで始めたのがUberEatsの配達員、ステイホームが増えたこともあり月に50万円稼いだこともあったそう。デリバリー専門のゴーストレストランを2店開業。ところがコロナの収束に伴い暇になり1店舗を閉店。今はUberと掛け持ちをしていても月収は25万円に下がった。今、氷河期世代の非正規雇用の割合は男性で3割以上にも及んでいる。