水曜、和歌山県の高校にたくさんの荷物を持った新入生が。去年高校野球でレゲエ調の校歌が話題となった和歌山南陵高校。かつてはずさんな学校運営による教員の給与未払いなど問題が続出していたが、再生を目指し新たに就任した校長や生徒たちの奮闘を番組は1年間追い続けてきた。3年生18人だけだった生徒が先月全員卒業し在校生はゼロに。新入生は何人入ってきたのか。校長を訪ねると去年年末、生徒募集を再開したものの、少子化ということで思うように生徒が集まらず、定員120人に対し12名の生徒が入学したという。それでもバスケ部や野球部が強いということで、バスケの特待生6人が入学。すでに4人が寮生活を始めていた。スポーツの強豪校だが体育会系の香りはしない。新入生が愛用していたのは化粧水。新入生は学校の実情を知っているようで、厳しい状況だと知りながら南陵高校を選んだという。生徒は少ないが学校再建への校長の思いは強い。