茨城 筑波山 冬から早春

2026年3月29日放送 7:46 - 7:59 NHK総合
さわやか自然百景 (さわやか自然百景)

筑波山は関東平野の北東部に位置する山。1月下旬、最低気温が氷点下まで下がる厳しい冷え込みの日が続く。筑波山は山頂から標高700m付近にかけては冷涼な環境を好むブナなど落葉広葉樹の森が広がっており、樹齢200年を超えるブナもある。筑波山では1年を通してシジュウカラが見られる。ハギマシコは冬を越すためシベリア東部から日本に渡ってきた。山頂付近のブナの森から少し下ると、アカガシやモミなどの林が広がっている。標高270m付近にはスダジイの林があり、フモトシダやマメヅタなどの植物が生い茂っている。この地域にはトラツグミが生息している。中腹から麓にかけては、コナラやクヌギなどの雑木林が広がっている。ここではアオゲラやルリビタキの姿があった。標高250m付近には筑波山梅林があり、斜面に約1000本の梅が植えられている。そんな梅の木に花の蕾を好物とするウソがやってきた。2月下旬、筑波山一帯に冷たい雨が降り注ぐ。翌日の水溜まりにはヤマアカガエルの卵。気温が低くても成長できるため、天敵の少ないこの時期に産卵する。梅林の近くにキレンジャクやヒレンジャクが冬を越すためにやって来た。3月上旬、コセリバオウレンが咲いていた。茨城県では絶滅が心配されている植物。梅林は満開に咲き誇っていた。梅の花に誘われるようにメジロがやってきた。飛び移りながら蜜を器用に舐めている。冬から早春にかけて多様な森が生い茂る筑波山では、鳥たちの懸命に生きる姿が見られた。


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