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シーズンが終了し、各チームは来シーズンに向けてすでに動きだしている。このオフには5人の新監督が誕生。新たな指揮官に迫るインタビューをシリーズで伝える。阪神・藤川球児監督は、現役時代は火の玉ストレートと呼ばれた剛速球でファンを沸かせた。日本一奪還に向け、出身地・高知での秋のキャンプでその第一歩を踏み出した。藤川フィーバーの中で始まったキャンプ。熱気に応えるように、指揮官は「優勝奪還できるように戦っていく」と力強く宣言した。掲げたテーマは「没頭」。一人一人が一心不乱に取り組み、成長してほしいというねらい。レベルアップを目指す選手の力を引き出すため意識しているのがコミュニケーション。さらに重視しているのが、新たな戦力の発掘。ブルペンでは、みずから若手に指導。キャンプ3日目は、監督就任後、初めての紅白戦。期待をかける若手が力を発揮。藤川監督は「ベストは選手がいちばん引き立つこと」と語った。阪神は来シーズン、球団創設90年を迎える。あすはオリックス・岸田護監督について伝える。