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気象庁は27日、九州から近畿地方にかけ梅雨明けを発表した。6月に梅雨明けが発表されるのは統計史上初めてのこと。高松市では冷たいうどんがたくさん出ているという。甲府や藤沢市なども梅雨明けしていないが夏本番の暑さとなった。神奈川・逗子市にある逗子海水浴場は海開きを迎えた。江の島は来週海開きを迎える。
東京都心は今月10日目の真夏日を観測。これは6月史上最多タイとなる。東京スカイツリーのもとで行われる「」では、世界各地のビールはもちろん、バーベキューも楽しむことができる。訪れた外国人もジャパニーズ風物詩で涼を取っていた。屋外のイベントだけに、ミストなど熱中症対策にも気が配られ、風鈴エリアでは涼し気な音色が。また、暑さ対策のために各店舗がかき氷を販売。大人も子供もイベントを満喫していた。イベントの栗林岳人マネージャーが「暑い日が多いので、去年より今年の方が客が来ている。冷たい物を楽しもうと結構来ていただいている」と語った。
今日、梅雨明けの発表が相次いだ日本列島。藤本竜平医師が「急性心筋梗塞とか脳梗塞の患者が増熱中症に紛れて増えてきている」と語った。不整脈や心筋梗塞など循環器における疾患「心血管疾患」は冬に多くなるイメージだが、梅雨明け後にも急増するという。藤本医師らの研究グループは、2012年~2019年に渡り、梅雨明け前後に心血管疾患で救急搬送された65歳以上6527人を調査。気温上昇と搬送リスク関係を調べたところ、梅雨明け後の1か月は梅雨の時期と比べて搬送のリスクが34%も高まり、気温が高ければ高いほど上昇することがわかった。気象庁が発表した1か月予報では、この先も全国的に気温が高くなるとみられている。気温35℃は30℃より搬送リスクが約4倍にも増加。“梅雨明けのヒートショック”に注意が必要だ。