ワールドビジネスサテライト (ニュース)
米中の関税協議についてスタジオで解説。当初両者とも100%を超える関税を設定し、事実上の禁輸措置とも捉えていたが、それがもう今は30%そして10%まで下げてきている。一方、トランプ大統領は習近平国家主席とのトップ会談を狙っている。その布石で中国から妥協を引き出そうとする動きが今、出てきている。一つは、NVIDIAが中国向けレアアース輸出を再開した。もう一つは今週になってトランプ政権が台湾の頼清徳総統のニューヨークへの立ち入りを拒否したとみられると報じられた。ニューヨークを経由すると言われたが、ブルームバーグは「外遊そのものがなくなった」と言っている。原田亮介は「問題はアメリカの要求が山ほどあってそれほどどこまで応じるか。特にアメリカは今、ロシアと貿易している国にはもうとにかく関税を課すというふうに言っている」とコメント。対立が激化する一辺倒だった米中の関係が話し合いができる関係に変わるのか、あるいは変わらないのか。それを左右するのがロシアの扱いになる可能性があるという。