NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
ハマスが先程回答したのはトランプ大統領による停戦計画。これまでと違うのは、アラブ諸国をはじめ、ヨーロッパや日本も含め幅広い国々から支持を得ていて、それが国際的な圧力としてかかっていたという。どのようにして幅広く支持を集めたのかを紐解く写真が、トランプ大統領の目の前でネタニヤフ首相がカタールの首相に電話をかけて謝罪しているというもの。計画について動き出したのは先月9日。イスラエルがハマスの幹部を殺害しようと停戦協議を仲介してきたカタールを攻撃。当然アラブ諸国が一斉に怒り、その様子を見てトランプ大統領はアラブ諸国の足並みが揃っていると感じたと米メディアが伝えている。側近に指示を出し計画の作成に取りかかったという。まずアラブ諸国の支持を取り付けたあとに、その合意したものをネタニヤフ首相に突きつけて繰り返し受け入れを迫ったと言われている。そして今週月曜日、ネタニヤフ首相に謝罪の電話をカタールに入れさせたうえで、計画が発表された。イスラエルとハマスの間では、カタールなどの仲介国で協議が再開する可能性がある。ただハマスは、計画で明記されている武装解除に応じるか明らかにしていない。協議がまとまるかは現時点では見通せない。さらに協議がまとまったとしても、イスラエル側が停戦計画通りに軍事作戦を停止するかどうか、余談を許さない状況となっている。