ニュース (ニュース)
高市首相は首脳会談で何を訴えたと思うか?との質問に対し、根本記者は「冒頭、『日米両国は今や世界で最も偉大な同盟だ』と言った上で、日本もアメリカとともに世界の平和と繁栄に貢献する考えを強調した。高市首相は日米同盟を日本の外交・安全保障政策の基軸と位置づけており、会談を通じて経済や安全保障に幅広い分野で両国の連携を強化したい考えを伝えたとみられる。首脳会談後、トランプ大統領とレアアースなど重要鉱物供給に関する文書にサインした。中国に依存しないサプライチェーンの構築を目指す狙いがあるとみられ、経済安全保障分野で連携強化の姿勢を示した形。また、両首脳は先の関税交渉における文書にも署名し、合意の着実な履行に向けても意見を交わしたとみられる。また、トランプ大統領と共に北朝鮮による拉致被害者の家族らと面会した。はじめにルビオ国務長官が面会するとの発表があったため、高市首相とトランプ大統領との間で何らかの拉致問題に関するやり取りがあり、この面会が実現した可能性がある。会談ではすべての拉致被害者の1日も早い帰国の実現に向け協力を求めたとみられる」と解説。トランプ大統領は日本側に何を求めたと思うか?との質問に対し、西河記者は「会談の詳しい内容は明らかになっていないが、2つ分野で議論が交わされた可能性がある。まずは安全保障に関して。首脳会談の冒頭、トランプ大統領は高市首相に『私はあなたが日本の防衛力を大幅に強化しようとしていることを知っている』と述べた。その上で日本から新たに多くの装備品の注文を受けたとしている。トランプ大統領は同盟国の安全保障への負担が不十分だという認識を持っており、会談で日本の防衛力の強化について意見が交わされた可能性がある。もう1つは日米の関税交渉の合意。両国は今年7月に合意に達した。アメリカは日本への関税を引き下げるとした一方で日本がアメリカに5500億ドル(80兆円)規模の投資をするとした。これをどう実行に移していくか意見が交わされた可能性もある。また、レアアースなど重要鉱物の供給に関する文書についてホワイトハウス側も両首脳が署名したと発表している。中国依存から脱却をどうしていくかといった点で日米の連携がどこまで進められるかというのが焦点になる。その後、トランプ大統領は拉致被害者家族と面会した。『このことはいつも私の心にあり、できるかぎりのことを全てする』との発言があった。拉致問題の解決に向けて日本政府と協力していく姿勢を示している形」と解説。
