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日米首脳会談は予定より少し遅れて始まった。会談は大谷翔平選手が出場しているメジャーリーグワールドシリーズ第3戦の経過報告から始まった。高市総理大臣が「日米は世界で最も偉大な同盟になった。日本の国益を守り抜くために強い日本外交を取り戻す決意だ」などと述べたに対し、アメリカ・トランプ大統領は「私たちは最強レベルの同盟国だ。安倍元総理大臣などから聞いているが、あなたはすばらしい総理大臣の1人となるだろう。女性初の総理大臣となったことを祝福する」と述べた。会談後、両首脳は日米関税協議をめぐって合意内容の着実な実施を確認する共同文書などに署名。大統領就任後、8つの戦争を解決したとするトランプ大統領はノーベル平和賞受賞に意欲を見せていることから、高市総理はトランプ大統領に対してノーベル平和賞に推薦する意向を伝えた。また、松山英樹選手のサイン入りゴルフバッグや金箔を施したゴルフボール、安倍元総理のパター、「JAPAN IS BACK」と書かれた帽子をプレゼント。その後、トランプ大統領は高市総理と共に北朝鮮による拉致被害者の家族と面会し、「できる限りのことはする」と約束した。トランプ大統領は拉致被害者支援活動のシンボル、ブルーリボンバッジを受け取ると「つけるよ」と話したという。
アメリカ・トランプ大統領は米海軍横須賀基地を視察するため、大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」に乗り込み、高市総理も同行した。両首脳は米原子力空母「ジョージ・ワシントン」を視察。トランプ大統領は「この女性は勝者だ。だから親しくなった」、高市総理大臣は「かつてないほど厳しい安全保障環境に直面している。平和は言葉だけではなく、確固たる決意と行動によってこそ守られる。今後、日本の防衛力を抜本的に強化して、この地域の平和と安定により一層積極的に貢献していく」と述べた。
