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ナワリヌイ氏の死を受けて、交流していたジャーナリストや知人などがナワリヌイ氏本人の手紙を公開した。ロシアでは専用のウェブサイトを通じて手紙のやり取りができ、ナワリヌイ氏は1~2週間かかる検閲を受ける必要があったものの外とのつながりを持ち続けた。去年は刑務所での生活が本に支えられていることや、パレスチナ・イスラエル情勢や反ユダヤ主義に関する意見、トランプ氏の政策に対する懸念などが手紙で伝えられたという。その後ナワリヌイ氏の所在がわからなくなり、北極圏の刑務所への移送が明らかになった。2月13日にジャーナリストが受け取った手紙には、移送中も読書を続け、持っていた本を読み切ったことや、刑務所では古典のみの読書が許されていることが書かれている。移送後は手紙の返信にかかる時間は大幅に伸びていて、ジャーナリストがこの手紙を受け取った3日後、ナワリヌイ氏死亡のニュースが報じられた。ナワリヌイ氏の死の真相究明を求める声が上がるとともに悼む動きが続いている。