NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
アメリカの関税措置をめぐり、赤澤経済再生担当大臣は閣僚交渉に臨むため今日にワシントンに向けて出発する。これを前に石破総理大臣は赤澤大臣と会談し、交渉では幅広い分野が議題になる可能性があるとして、資料やデータを整理し万全の備えで臨むよう指示した。一方、国内では日本自動車工業会の片山会長が一連の措置が世界経済に影響を及ぼし始めているとして懸念を示すなど、早期の合意を望む声が強まっている。ただ現時点では双方の立場に隔たりがある上、アメリカ側はベッセント財務長官が欠席する見通しとなっていることから、政府内では今回合意に至るのは難しいという見方が出ている。こうした状況も踏まえ、赤澤大臣は自動車をはじめとした一連の措置の見直しを改めて強く求めるとともに、アメリカ側の主張を丁寧に聴き取り双方の歩み寄りにつながる接点を探る方針。