報道特集 (特集)
気がかりなのは、中国人の児童蒲だけではない。また学校に姿を見せなくなった児童は、夜更かしが続いているよう。翌朝、松下隼司さんは様子を見に行くことにした。児童の母親は、ただでさえ忙しい松下さんに申し訳なさを感じていた。松下さんは、毎朝出勤前に児童を迎えに来ることを提案。母親と児童も受け入れた。学校に足が向かない理由は、子どもによって一人一人違う。登校することを無理強いはできないが、松下さんは友達が多く、楽しそうに過ごす児童の様子からあえて学校に来るよう促すことにした。教室が児童の居場所の一つだと感じ取ってほしい。この日、児童は給食を食べ、最後の6時間目まで授業を受けた。不登校や休みがちな子供の状況は他の教員たちと共有。こうした会議は長時間にわたることもある。公立学校の教員には月給の4%が支給される代わりに残業代は出ない。中央教育審議会の特別部会は先月4%を10%以上に引き上げるなどの提言をまとめた。しかし現場からは「残業時間の削減にはつながらない」などと批判の声も上がっている。
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