グッド!モーニング (ニュース)
きのう午後、トランプ大統領に対して改めて強硬な市政を示していた中国政府。その夜、アメリカからの輸入品に対して50%の追加関税を課すという新たな対抗措置を発表した。20%の関税に対して、トランプ大統領が決めた中国に対する34%の相互関税。これに対し、中国は34%の報復関税を決めた。トランプ大統領は、報復措置として50%の追加関税を決定。今回の中国側の決定は、アメリカの報復措置に対するさらなる報復だ。これで、アメリカに対する中国の関税は84%となる。日本時間きょう午後1時1分に発動される。トランプ大統領はさきほど、SNSで、中国に対する関税を125%にすると発表した。きのうの時点で中国に課された関税率は104%で、GDPを1.8%押し下げるという試算も出ていた。アメリカのブランド帽子を委託生産するメーカーの担当者は、新商品開発のためにサンプルを送ってきた顧客から、製造はいったん見合わせるとの連絡がきたとし、他にもしばらく出荷をしないようにと連絡をしてくる顧客もいるという。フランス直輸入の小麦粉で作ったクロワッサンが売りのアメリカのベーカリーは、しばらくの間価格を据え置くつもりだが、このままいけば値上げせざるを得ないという。ロサンゼルスで中国から調理器具を輸入している業者は、価格は3~4倍になるだろうが、中国以外に必要としている器具を製造してくれる国はないなどと話した。