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今日午前6時前から約2時間余りに渡ってトランプ大統領が打ち出した関税措置を巡る2回目の日米協議が行われた。先程、赤沢経済再生担当大臣の会見が行われ、「突っ込んだ話ができた」と語っている。先月日本は世界に先駆けアメリカとの関税協議に臨んだ。1回目となる協議ではトランプ大統領とも会談。アメリカ側からは貿易赤字についてなど対応を求められたという。日本側が選んだとされる交渉カードの1つ目は自動車。トランプ大統領はアメリカの自動車が日本で売れないことに不満を示しているが、日本の道路事情に合わない大きさや燃費の悪さなど、普及しないのには理由があった。日本政府は輸入車の安全審査の手続きについて簡略化できる台数を増やす案の提示を検討している。2つ目はトウモロコシなどの農作物。現在アメリカからの輸入は全体の約7割程だが、それを拡大しようとしている。中国の貿易摩擦による中国への大豆輸出量が減る分を引き受け、恩を売る狙いもある。コメの平均価格は今月から5000円を超え、価格高騰が止まらない中アメリカ産の輸入を拡大するのもポイント。日本が最大限輸入しなければならないミニマム・アクセス米は、家畜の餌や加工食品などに使われるコメの為、食用米を作る国内農家への打撃は少ないと専門家は指摘する。