開運!なんでも鑑定団 (開運!なんでも鑑定団)
新潟県十日町市にやってきた。畑で作業中の庭野さん。ゴボウ、大根、ミニトマトを育てている。今年で100歳だとのこと。太平洋戦争がはじまると海軍の軍需工場の工員として働いた。戦艦やゼロ戦を製造。終戦後は山菜料理の店「さっても」をオープン。元気の秘訣はよく噛んで食べることだという。よく歩いているとのこと。冷たい水で顔を洗っているという。スタジオに庭野さんが登場。93歳の弟さんが観覧している。依頼品は速水御舟の掛軸。50年前に10万円で手に入れた。終戦後に米と交換するために持ってきたものだと言われたとのこと。売ってお金を残したいという。速水御舟の炎舞は重要文化財になっている。速水御舟の日本画は破壊と創造。1894年に浅草で生まれた。14歳で日本画の画塾に入塾。今村紫紅に出会う。隠岐の海は鳥の視点から海辺の人々を捉えている。洛北修学院村は、20代なかばの作品。群青を惜しげもなく使った。京の舞妓という作品は問題作だ。舞妓の表情は暗い。緻密な質感の描写だ。翠苔緑芝は自信作。日本画の常識を打ち破り傑作を期待される中、昭和10年に腸チフスで死去。庭野さんが依頼した掛け軸の鑑定はいかに。