ニュースウオッチ9 THE争点
選択的夫婦別姓の是非について。日本では結婚したら夫婦どちらかの名字にする制度になっており、夫の名字を選択した人の割合は94%を超えている。法務省によると、把握する限りこうした制度を採用しているのは日本のみだという。NHKの世論調査では選択的夫婦別姓について、導入すべきが25%、同姓を維持し旧姓の通称使用を認める法制度を拡充すべきが31%、今の夫婦同姓の法律のままでよいが37%となっている。選択的夫婦別姓に賛成している秋山さんは、選択的夫婦別姓でないため生じているコストが非常に大きいと感じているという。選択的夫婦別姓に反対している入江さんは、社会的に大きなコストをかけて今の制度を変える必要がないと考え、旧姓の通称使用を拡充していくべきとしている。NHKが14の政党や政治団体にアンケートを行った結果、選択的夫婦別姓を導入すべきという意見と夫婦同姓を維持し旧姓の通称使用を認める法制度を拡充すべきという意見に分かれた。