NHKニュース おはよう日本 (ニュース)
障害の有無や年齢に関わらず誰もが安心して楽しめる旅行“ユニバーサルツーリズム”が注目されている。脳性まひのため車いすで生活している長野市・寺田ユースケは、誰もが豊かな自然を楽しめる旅行を広めようとしている。日本一の星空が見られると人気の長野・阿智村では、事前に申し込むことで医療、介護などの専門スタッフが旅行のサポートをしてくれる。プレミアムサポーター・橋爪良太は「自分がやりたいことを発信したら誰かが助けてくれることをより広く知っていただきたい。常に近くにいて困ったと言えるような関係性を保つようにしている」と話す。阿智昼神観光局・白澤裕次は「バリアはずっとあり続ける。それをいかに快適にクリアできるかに特化した方がいい」とバリアをなくすことを目指すのではなく乗り越えるためにどうすればいいのか発想を転換しているという。寺田は「誰もが旅行に行けるという空気を信州の観光地から広めていきたい」と話す。