ひるおび (ニュース)
食中毒の発生件数は6月はぐっと増えている。6月は全国各地で食中毒が発生している。今月3日に名古屋市ではコストコで調理された商品を食べた男女5人が下痢や腹痛などの症状を訴えてO157が検出された。新潟県では高校の食堂でカツ丼などを食べた運動部員ら50人が下痢や腹痛などの症状が出て8人からウエルシュ菌が検出された。伊藤博道さんは「おう吐や下痢で水分が失われてしまう。トイレに籠もることで熱中症のリスクも。経口補水液などで水分補給が大事」などとコメントした。食中毒を起こす細菌・ウイルスを紹介した。細菌ではO157やウエルシュ菌、ウイルスはノロウイルス、自然毒ではフグ、寄生虫ではアニサキスなどがある。この時期特に注意が必要なのがO157、ウエルシュ菌、カンピロバクター、黄色ブドウ球菌だという。O157は牛肉およびその加工品、サラダなどから汚染された食肉からの二次感染が原因になる。潜伏期間は長くて8日。ウエルシュ菌はカレー、シチュー、スープなどの煮込み料理が原因になることが多く潜伏期間は平均で10時間。カンピロバクターは鶏肉やサラダなど。肉の生食や生焼け、食肉からの二次感染が多い。潜伏期間は7日。黄色ブドウ球菌はお弁当やおにぎり、サンドイッチなど素手で扱う食品が多い。潜伏期間は長くて6時間。伊藤先生は「湿気を好むため梅雨時に増える」という。
家庭でできる食中毒の対策を紹介した。まずは食べ物に細菌を付けない。生肉を切った包丁やまな板をそのまま使うと野菜などに細菌が付着してしまうので可能なら包丁やまな板は使い分ける。食材を変えるたびにしっかり洗う。そして、食べ物に付着した細菌を増やさない。細菌は20℃~50℃が一番繁殖しやすい。調理後に常温で長時間置いておくのは危険。調理後は温度が高いままなるべく早く食べる。保存する場合は、小分けにして30分以内に冷やす。伊藤先生の家庭では包丁やまな板は4セットを使い分ける。使った後はすぐに洗い食洗機も使用する。毎日掃除して水気が無くなるまで乾燥させる。お弁当の注意点を紹介した。ご飯は水滴が出ないよう熱いまま入れず一旦冷ます。梅干しは中心に1個置くよりも細かく砕いてまぶす方が抗菌作用の効果が上がる。加工されたハムなども加熱をする。汁気の多いものは避ける。温度を下げるため自然解凍で食べられる冷凍食品を入れたり保冷剤で温度の上昇を抑えるのがいい。食中毒になった時は水分は20~30℃の水か麦茶。吐き気が強い場合は誤飲や窒息を防ぐため横を向いて休む。食中毒に特効薬的なものは無い。症状を見ながら整腸剤で整える。普段からお腹が弱い人は下痢をする際にはパターンがある。それとは関係なく数十回も繰り返したり発熱がある時は食中毒の可能性がある。同じものを食べても食中毒になる人とならない人は腸管内の免疫状態が違う、食べた物の状態が違うという。判断ポイントは意識が朦朧とする、半日以上尿が出ない、口の中がカラカラに渇いている、お腹全体がカチカチに硬くなり触れるだけで激痛。伊藤先生は「症状が重い、もしくは症状が続く場合には早めの受診をお勧めする」などとコメントした。
