ゴゴスマ (ニュース)
高市総理と米・トランプ大統領はきょう午前、東京・港区の迎賓館で初めてとなる対面での首脳会談を行った。高市総理は「日本とアメリカをより強く豊かにするために日米同盟の新たな黄金時代をトランプ大統領と共につくりあげていきたいと願っております」と話した。一方でトランプ大統領は「私は常に日本を愛し、尊敬してきた。日米関係はかつてないほどに強固なものになるでしょう。あなたと共に尽力していくことを楽しみにしています」と話した。会談では経済・安全保障など幅広い分野で意見交換したが、トランプ大統領が同盟国に対し、安全保障の負担を増やすよう求める中、高市総理は防衛費を今年度中に対GDP比2%に引き上げる方針など防衛力強化の考え方についても伝えたものとみられる。また、トランプ大統領と高市総理は首脳会談の冒頭、共に親しい関係にあった安倍元総理の名前を繰り返し挙げ、同じように強固な関係づくりを目指す姿勢を示した。会談後、両首脳は日米の関税交渉を巡るアメリカへの80兆円の投資に関する文書やレアアースなど重要鉱物の供給力確保についての文書に署名した。トランプ大統領との初めてとなる対面での首脳会談。高市総理とトランプ大統領との信頼関係構築に向けて様々な演出がされた。首脳会談の舞台である迎賓館の前庭にはアメリカの自動車メーカー・フォードのピックアップトラックとトヨタの自動車を並べて展示。日本政府が公用車として導入する方針を伝えた他、日本のアメリカへの投資をアピールする狙いもあったものとみられる。また、ホワイトハウスによると、高市総理はトランプ大統領をノーベル平和賞に推薦する考えを伝えたという。日米首脳会談の終了後には迎賓館で拉致被害者家族と面会。このあと大統領専用ヘリ「マリーン・ワン」に同乗し、横須賀基地に移動して空母を視察予定。
