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高校サッカーを制した前橋育英が優勝パレード。第103回全国高校サッカー選手権で3800校の頂点に立った群馬・前橋育英高校の選手たちが、地元の商店街で優勝パレードを行った。先月、行われた千葉・流通経済大柏との決勝では、大会史上初の10人目までもつれ込むPK戦となった。試合結果は、前橋育英1−1(9PK8)流通経済大柏。疲れも残る中、その翌朝にはZIP!のスタジオに生出演。今大会、得点ランキング2位タイの4ゴールを決めた“エース” オノノジュ慶吏(3年)が、自ら掴み取った喜びを「最終学年として今大会に挑んで、日本一という形で終われてうれしいです」と口にした。そして、きのうの優勝パレードでは、就任43年目の山田耕介監督がオープンカーに乗って先頭をスタート。優勝旗を持って商店街を歩く選手たちに、沿道から温かい拍手が送られた。決勝のPK戦で2本セーブしたゴールキーパー・藤原優希(3年)は「皆さんに祝ってもらえるとうれしいです」と話していた。高校サッカーでの優勝パレードは、過去には“千葉の名門”市立船橋(第90回大会優勝)など、数は少ないが行われてきた。前橋育英高校は7年前に初優勝を果たした時にも優勝パレードを行っていた。きのうの優勝パレードには地元のヒーローを一目見ようと、およそ3万人のファンが駆けつけた。