家、ついて行ってイイですか? (家族をトコトン守る 頼れるオンナSP)
JR中野駅前で出会ったのは米内山ようこさん(43歳)。脚本家でTVアニメ「ウマ娘 プリティーダービー」などを担当。舞台で手話通訳も務める。後日だったらOKだというので、日を改めて仕事帰りに合流。タクシー代を支払う代わりに家までついて行った。推定距離2.6km、料金は1,060円だった。築12年の持ち家で間取りは4lDK。2世帯住宅で1階には両親が住んでいる。米内山さんがやっている劇団のチラシが貼ってあった。米内山さんが脚本・演出を担当。役者は3人で4人だけの劇団だという。米内山さんの両親は耳が聞こえず、生まれつき手話ができる。話をしていると夫・たけしさん(46歳)が帰宅。出版社で営業として働いている。夫のデスクにはガンプラがあった。一番好きなモビルスーツを聞くと、考え込み「無理」と答えた。夫も舞台脚本家で、出会いは演劇だった。夫は演劇をやめて就職したという。息子・あゆむさん(13歳)も帰ってきた。演劇部で活動中。夕食が終わると3階へ上がり、米内山さんの仕事部屋を見せてもらった。本やブルーレイがたくさん並んでいた。関わった作品を聞くと「パリピ孔明」と答えた。シリーズ構成と脚本を担当したという。 両親は耳が聞こえないが、可哀想みたいに見られることは居心地の悪い思いがあり、可哀想って決められるのが気持ち悪かった。やってることは他の人と変わらないと語った。「silent」のようなドラマがあるのは喜ばしい一方で、過去にも手話を扱った作品があり、もう手話が認知されれば良い段階ではないと複雑な思いがあるという。以前は朝ドラと大河ドラマには字幕がついていたが、民放のドラマに字幕がなかった。「古畑任三郎」「王様のレストラン」が面白く、両親にも伝えたかった。VHSに録画してテレビの横に立って全部通訳したら、自分が笑ってほしいタイミングで両親も笑ってくれたのが嬉しくて、仕事にしたいと思うようになったという。母・あきえさん(70歳)にも話を聞くことができた。耳が聞こえない中での子育てについて語ってくれた。小学校の授業参観で娘が自分のために手話通訳してくれたのが忘れられない思い出だという。
