- 出演者
- 池谷亨 林修 藤井由依 河合郁人 ビビる大木
東京のあちこちで行われている大規模工事が今遅れや中止が相次いでいる。その一つが東京の中心新宿西口、小田急百貨店と京王、JR東日本本社の隣に3つの大型ビルが建つ計画となっている。2022年に小田急百貨店が取り壊され2026年建設工事中、2023年に反対側のエリアで解体工事がスタートしたが3年経った今も古いビルがそのままとなっている。2028年度に工期完了予定だったが工事が停止、遅れている。他にも渋谷スクランブルスクエアは完成予定が4年遅れ現在中央棟と西棟を建設中で2031年度に完成予定、五反田のTOCビルは建て直しのため2024年に閉館したが計画を見直して再オープンし10年後の建て直しとなった。今回は“廃墟”をお金で見てみる。
オープニングトークとして「今週からもっとお金でこだわって今の日本を見るべくマイナーチェンジ、セットも変わった」と紹介した。
東京・中野区JR中野駅から徒歩1分にに今都内で一番問題となっている中野サンプラザがある。老朽化による建て替えが決まり2023年に閉館したが3年経った今もそのままの状態で残っている。工事が進んでいない理由は「お金」、中野区役所で中野区まちづくり推進部の小幡課長・近江課長に話を聞く。サンプラザは築50年で再整備して地域を活性化させる目的だったが区として街づくりをどうしたいかで考え方を出した上で民間からコンペで提案を募集した。結果野村不動産を代表とするグループに決定、当時の閑静予想図では最大7千人収容の多目的ホールとオフィスや住居が入る262mの超高層ビルが2029年度完成予定だった。2021年の際には1810億円だった建設費の見積もりが翌年に440億円、1年後には250億円アップと増加し続け24年には3540億円になった。1年目に判断しなかった理由について「再整備は民間事業なので進められるかどうか民間事業者が判断、我々は進めるとすれば進めましょうになる」とした。建設費用高騰で契約は白紙となり停止した。明治大学市川宏雄名誉教授は「通常コンペを行い事業者が決まり辞退するのは極めてまれ。計画を変えて採算が合うようになんとか実行するが今回は価格高騰が激しすぎて過去20年以上起きなかったことが起きている」とした。池谷さんは「野村不動産との契約は白紙になったがそもそものまちづくり計画はストップしていない。これから新しい事業計画をどこかと組んでやるスキームは生きている」とした。なかのサンプラザはコンサートホールや結婚式場などが入った複合ビルで2023年にはさよなら音楽祭が2カ月にわたり開催され200人以上のアーティストが参加した。
建設に使われる資材が5年前と比べてどれぐらい上昇したかを表す図を紹介。アルミ地金は109%。アルミは世界的にも需要がある。海外に売る方が儲かるため、国内のアルミの量が減っている。600Vビニル絶縁電線は141%。コストが比較的安かったので使われていたが、銅価格が上がってしまった。銅が値上がりした理由の一つが金や銀と同様に投機筋の関心が高まっていること。また、去年インドネシアにある世界最大級の銅鉱山で事故が起こり、供給不足になったことも一因。
労務単価のアップ率の図を紹介。交通誘導警備員32.3%、電工34.5%、ダクト工35%UPなど。人件費が上がっている中、働き方改革で働ける時間・日数も減っている。
工事が始まらないまま3年経過の中野サンプラザ。閉館して2年以上経つため、安全上の理由で撮影は断っているとのこと。現在の中野サンプラザ内部の写真を見せてもらった。1階ロビーをアップにしてみると雨漏りの跡が。コンサートホールの通路の絨毯にはカビが。さらに地下2階の天井にもカビが。3年放置したことで廃墟さながらの雰囲気に。野村不動産は当初の計画を変更し、ツインタワーにする案を提示した。住宅部分を増やして収益を上げ、高騰した分の建設費を補おうと考えた。しかし、変更案は実現せず。中野区は2034年度の完成を目指すと区議会に提出。具体的な計画は未定。明治大学・市川名誉教授は「中野サンプラザは極めて象徴的。公共は公共施設を造るために民間事業者を呼び込むが、民間事業者の採算が合わなければできない。公共施設を民間にやらせることが可能ではなくなってきている」と指摘した。
大型事業の延期・中止は全国で起きている。JR北海道・札幌駅前再開発ビル、名鉄・名古屋駅再開発、JR九州・博多駅空中都市プロジェクトなど。林は高度成長期に箱物を建てまくったしわ寄せが来ている、こういう計画は何年も前に決まるため状況変化に対応できないと指摘。
閉館したショッピングモールや廃墟になりかけのショッピングモールを「廃墟モール」という。全国のショッピングセンターの総売上高は、2005年で約26超7000億円、2025年で約33超1000億円と右肩上がり。横浜市本牧地区にある「ベイタウン本牧5番街」は、1989年に建造され、去年12月に閉館した。老朽化のため一時閉館し、来年をめどにリニューアルオープンする予定だという。リニューアル規模を検討中だという。
滋賀県守山市にある「ピエリ守山」は、東京ドーム3個分の大型モール。2008年にオープンし、初日は5万人を集める大盛況になったが、5年後、営業中にもかかわらず、テナントの多くが閉まっていた。
滋賀県守山市のショッピングモール「ピエリ守山」。2008年のオープンから5年後、モール自体は営業しているのに、ほとんどの区画に柵が立てられ、もぬけの殻に。オープン当初約200店舗あったテナントは、5年で3店舗に激減していた。「明るい廃墟」と呼ばれ、駐車場は、運転練習場として勝手に使われていたという。オープンから2年の間に、周辺に4つの大型ショッピングモールが完成し、競り負けた結果だった。現在は、130以上のテナントが入っていて、客足も戻っている。オーナーが変わり、運営会社を変更。2014年に大規模リニューアルを行った。目玉は、海外のファストファッションブランド。GAPなど6ブランドを誘致し、当時、滋賀県にはあまりなかったブランドを一同に集め、差別化を図った。建物裏手に、アスレチックも誘致。琵琶湖を望む日帰り温泉もあり、体験型施設との相乗効果を狙った。現在の売り上げは、リニューアルから約1.5倍伸びているという。
今地方都市で増える廃墟モールを調査。ビビる大木さんは「復活があるんだなと1つ嬉しいニュースでヒントがいっぱいここにあるのかなと」などとコメントした。2006年にまちづくり3法が改正され郊外への大型店の出店を規制、かけこみで2008年ごろに完成ラッシュとなったという。
現在空洞化する駅前で今廃墟に見えて廃墟じゃないショッピングモールがある。茨城・土浦市徒歩5分にあるMALL505を紹介。1985年つくば万博の際にバイパス道路が建設されその道沿いに3階建てのモールが作られた。当時マルイなどが周囲にあったが2000年前後に相次いで閉店、現在はMALL505のみとなった。約70テナントが入居可能で空き店舗が目立ち、エスカレーターは止まっているが50以上は埋まっているという。開業当初は多くが物販店だったが現在は7店舗、ショッピングセンターではなくテナントビルの形で募集したという。ムエタイジムやネイルサロンなどがあるが一番人気はカードショップで県外からも来る人が多い。理由の1つにテナント料がリーズナブルなことがある。今月オープンしたお食事処の開業資金は120~130万円、新規テナントには市からも補助金があるということ。
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年間1400万円を稼ぐ廃墟活用術とは。茨城・美浦村にある鹿島海軍航空隊跡は長らく放置されていたが映画・MVなどのロケ地として貸し出しし現在は一般公開しガイドツアーも行われている。ゴジラ-1.0の撮影も行われた。
午前4時。神戸市。藤本茂さんは投資歴70年のベテラン投資家だ。現在の資産は20億円超。最近の株価について、藤本さんは「山あり谷ありはしょっちゅうだ。この位は当たり前だ。」等とコメントした。アメリカの株価や新聞に目を通し、パソコンで過去の株価をチェックしているという。藤本さんは19歳の時に株を始めた。50歳で専業投資家になり66歳でネット取引を始めた。午前8時。パソコン画面が動き始めた。事前注文の状況が公開された。藤本さんはデイトレードを行っている。他の投資家の動きを見ながら注文を入れていく。売買の注文を1日に何度も繰り返している。毎日、同じメニューを食べている。同じ種類のインコを飼い続けている。
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藤本茂さんは株投資の極意について「毎日動いているのだから株と親子にならなければならない。」等とコメントした。
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ベテラン投資家についてのトーク。林修は「僕もああいう暮らしをしたい。トイレに行く時も株の画面を見る。」等とコメントした。池谷亨は「ああいう人の方がこのラインを割ったら売る等の自分で決めたルールを実践する。」等とコメントした。河合郁人は「毎日の生き方を変えていない。」等とコメントした。
エンディングトーク。林修は「今回の前半は中野サンプラザの様な中断している様な話だ。時代の変化が予想を超えて激しいので今までのやり方では間に合わない。」等とコメントした。
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