列島ニュース 松山局 昼のニュース
聴覚に障害があるなど、電話での通話が難しい人でもスマートフォンのチャット機能などで通報できる「110番アプリ」の運用が全国の警察で進んでいるが、愛媛県では、アプリを利用した通報は導入から4年余の間で、わずか10件にとどまることが分かった。「110番アプリ」は、聴覚や言語に障害のある人やDVやストーカーの被害者で加害者が近くにいる場合など、電話での通報が困難な人たちが緊急時にスマートフォンのチャット機能などで通報し、警察官と会話できるシステムで、警察庁が2019年から愛媛県を含む全国で運用を始めている。アプリでは現場や被害の状況を写真で送ることができるほか、通報場所をGPS機能で警察に伝えることも可能で、アプリを必要とする人たちにどう周知を進めるかが課題となっている。
- キーワード
- 警察庁110番アプリシステム