列島ニュース (金沢局 昼のニュース)
ことし9月の豪雨災害で作業員1人が死亡した輪島市の中屋トンネルの事故を受けて、国土交通省は降り始めからの雨量が工事の中止基準に達していなくても雨の状況を踏まえて工事をいったん中断し、継続や中止を判断するなどとした再発防止策をまとめた。国土交通省北陸地方整備局は事故の原因などを詳しく調べたうえで再発防止策をまとめた。今回の事故では携帯電話以外の連絡手段がなかったため避難の状況を直接確認しようと作業員が土砂崩れに巻き込まれ死亡したという。国土交通省は複数の通信手段を確保し、作業員全員と確実に連絡をとることができる体制を基本として再発の防止を徹底するとしている。