Eyes on 男性の更年期をサポート

2024年9月24日放送 6:37 - 6:41 NHK総合
NHKニュース おはよう日本 おはBiz

更年期の症状は、女性だけでなく男性にもある。男性ホルモンが減少することで、睡眠がとれない、いらいらする、ひどい発汗などの症状がある。これにより会社を休むことなどで生じる経済損失を、国は年間1兆2000億円と試算している。そうしたいわゆる更年期ロスを減らそうという取り組みが始まっている。東京都中央区にある大手化粧品メーカーでは、男性更年期の症状を早期に見つけて、改善につなげるプログラムを社員向けに導入した。プログラムに参加する46歳の男性社員は、更年期の自覚はなかったが、体力の衰えが気になっていた。プログラムではまず、自分では気付きにくい更年期について理解を深める。そして、専門医の診察を受けて、症状や予兆がないかを調べる。体力の衰えを訴えた男性は、医師から更年期の疑いがあると診断され、漢方薬と生活習慣の見直しをすすめられた。この会社では、プログラムを誰でも無料で受けられるようにすることで、更年期による悩みを解消して、生産性の向上につなげたいとしている。一方、個人を対象にした男性更年期を支えるサービスも始まっている。製薬会社が開発した更年期の状況を知ることができるキットは、髪の毛を10本ほど切って郵送すると、男性ホルモン、テストステロンの数値から、更年期の進行状況を知ることができる。その結果を踏まえて、どう対処すればいいかをSNSで医師に相談することもできる。女性の更年期などの心身の不調をサポートする取り組みをフェムテックと呼んでいるが、男性の場合はメイルテックと呼ばれている。


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